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核兵器 [政治]

タイムズ・オブ・インディア の2006年の論説です。
「もう1つのならず者国家 」です。
 
 北朝鮮核保有について
以下記事より
{ 北朝鮮は9番目の核保有国となり、国際社会からさらに孤立する道を意図的に選択した。核実験を実施するに当たり、唯一の友好国である中国の助言も拒否した。このため中国は、北朝鮮に一定の制裁を科すことに同意した。 }以上
 
『北朝鮮をすでに核保有国と位置付けていますね。』
 
北朝鮮とパキスタン
以下記事より
 {北朝鮮の行動を理解するためには、パキスタンを研究する必要がある。北朝鮮とパキスタンは、核とミサイルの拡散で緊密な関係を築いてきた。この関係は、ベナジル・ブット首相(当時)が1994年にピョンヤンを訪問したときから始まった。
 その取引は、パキスタンが北朝鮮にウランの遠心分離技術を提供し、それと引き換えに北朝鮮がパキスタンに長距離ミサイル技術を提供するというものだった。 }以上
 
『北朝鮮訪問は知りませんでした。訪問の裏でこんな大きなことがあったんですねえ。
御互いほしいものを提供しあったということでしょうか? パキスタンはインドが仮想敵国ですよね?インドとの戦争を想定しての軍拡でしょうか?』
 
 
取引内容
以下記事より
{ パキスタンのムシャラフ大統領は、この取引はA・Q・カーンという1人の人物を中心に行われたもので、パキスタンは国家も軍も、そのことを知らなかったという立場をとっている。しかし、この説明には説得力がなく、ムシャラフ大統領自身が、その著書の中で、カーン博士がパキスタン空軍機で遠心分離器21台を北朝鮮に運んだことを認めている。
 パキスタンはその見返りに北朝鮮のノドン・ミサイルを入手、ガウリと命名した。北朝鮮の核実験についてムシャラフ大統領は、北朝鮮の実験はプルトニウム型であるのに対して、パキスタンの核兵器はウラン型であり、パキスタンと北朝鮮のやり取りが今回の実験とは無関係であることが証明されたと主張した。 }以上
 
『おそろしい取引ですね。かなりパキスタンとインドの相互不信が深刻なのでしょうか。』
 
 
取引の結果分析
以下記事より
 {大統領は正しいのかもしれない。でも実験から4日後に大統領はどのようにして、実験がプルトニウム型だったことを知ったのだろうか。
 北朝鮮がパキスタンから得たのは単に遠心分離技術だけではない。米国による政権を交代させる企てに対して、どのように核兵器や核物質を使うかという教訓もパキスタンから得た。 }以上
 
『技術だけでなく、おおきな政治的価値を北朝鮮が得たんですね。!これは東アジアやアメリカにおおきな影響あたえるのでしょうか?』
 
 
 
まとめ
以下記事より
 {北朝鮮はいま、政権の安定が外部からの援助によって十分支えられなければ、資金を得るために核技術および核物質の売却を検討せざるを得ないであろうと主張できる立場になった。北朝鮮の不安定化は、核兵器と核物質が国家ではない当事者の手に渡る危険性をもたらす。北朝鮮は、パキスタンの先例に従って、米国、中国、韓国を相手にその核兵器を、政権の安定を保証させる手段として使おうとしている。
 パキスタンは、遠心分離技術以上に価値のあるものを北朝鮮に提供したのだ。それは、核兵器とテロ支援を組み合わせれば、国際社会はその政権を支え資金も提供してくれるという概念だったのである。}以上

『つまり北朝鮮が世界中のテロリストに核を売りつけるぞ!と北朝鮮に有利な政策にしないと、脅すことができる力与えたという事ですか!?』
 
 
 以上タイムズ・オブ・インディアより

どんどん広がるのはほんとこわいです。 核兵器で空腹は満たされません。病気の治療はできません。
非核の先頭にたって国際貢献するのは日本の役割ではないでしょうか?
それが広島長崎で悲惨な死を遂げられた方への供養かと思います。

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コメント 2

hm

 核兵器の問題については、アインシュタインや湯川秀樹博士ら科学者が、一生懸命核廃絶を訴えた意味を考えます。

 私は、その時代の科学を極めし者が、「核戦争」ほど愚かな行為は無いという確信に至った、科学の作り出したもののうち「核兵器」ほど何のための科学かという根本をぶち壊すものはないという確信に至った、そうに違いないと思っています。

 人類の幸せ・繁栄のために一生懸命積み重ねてきたのが科学であって、そこからかけはなれた、あるいは、それをぶち壊す危険を持った科学など科学の意味の自己否定なのだ、という科学者たちの訴えの意味を噛み締めるべきです。

 ましてや政治家などが、そのときどきの表面的な利害・策略などで、軽々しく、偉大な科学者たちの勇気ある核廃絶への訴えに目を背けるなど、おこがましい・傲慢も甚だしいと思います。
by hm (2007-07-21 23:32) 

ayu15

「優秀な科学者は科学の限界を知っている」と聞いたことがあります。「科学の力をわかっていない人達で進めてしまうと問題が出てくる」とその人は言っていました。
by ayu15 (2007-07-21 23:53) 

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