天使の赤紙 [おはなし]
あるお話から
以前赤紙1枚で非常に多くの男の人は戦場に兵士として借り出されました。戦場には兵士以外に話題の従軍慰安婦もいます。 でもそれだけでなく、赤紙1枚で召集された女性がいたそうです。それが従軍看護婦です。
このwさんはフィリピンに配属されます。マラリアとかで内科病棟は混雑していました。一人あたり何十人も受け持たないといけません。苦労の末患者さんが退院してもまた戦場です。
戦況が変わりました。病院には旗をたてていますが、爆撃され看護婦の半数が亡くなりました。患者のなかには従軍慰安婦もいます。借金があり貧困に苦しむ家庭で、仕方なく芸者したところ戦場につれていかれたそうです。目の前で、爆弾とかで、兵士が「おかあちゃん」 とさけび死んでいきます。
一切れの羊かんをもらい「神様はいたのね。お姉さん(看護婦さん)が天使よ」「私も生まれ変わって天使になる」と言います。
{うちはもう涙です。この世は地獄でしかないんです。生まれ変わりの世界に夢をもとめるなんて・・・。あまりのも残酷すぎ!}
廃墟となり逃亡しなくてはいけません。現地の人に襲われる危険も高く車もつかえない、無理な徒歩での避難です。 歩けないものを置いていく指令がでます。命令受けた看護婦は気が変になるくらいのひどいショックです。 生きたままおいていくと、現地ゲリラに辱められたり・拷問されたり余計に苦痛うける危険高いので、死をあたえるのです。
逃亡中も多くの死体があります。敬愛する人も途中なくなりますが、埋葬もできません。自決のために青酸カリもってます。
運良く生き延びてかえったwさんです。でもとてつもない深い心の傷はしっかり残っています。
彼女ら看護婦は恩給ありません。
年月が経ち病院で介護が必要な状態です。社会保障削減で病院終われることになりました。
担当看護士が「申し訳ない」とわびます。wさんは「あなたのせいじゃないのよ。私は二度国に棄てられるのね」と。
お話の中で「戦争は善良な市民を加害者にしたてあげます。」と言っていました。
以上
従軍看護婦送り出した人は、お国のために死ねない男子のいないwさんのうちに冷たくしていました。wさんには加害者です。この人達は政権に都合いい画一教育・画一価値観で教育されてます。
従軍慰安婦にされた人を抱いた兵隊さんは彼女にとってはひどぃでしょう。 でも恋もできなくて、明日悲惨な死に方するかもしれない兵隊さんです。
動けない患者を死なせるのは医療従事者として最低で、非人道的です。でもこの時代の教育は生きて辱め受けるのをなにより嫌がる社会風潮だそうです。
自決用の青酸カリ配る人は?
日本の勝利願い戦場に送られてる人は?
現地の人からみたら?でも彼らは・彼女らは悪人でしょうか?
現地の人は、戦闘しない日本人を殺害・辱めたりとてもひどい事してます。でもこの人達は日本含めて占領されてます。
個人と国がごっちゃになり、国への恨みが一個人に向かいます。たとえその人がどんなにいい人でも。
もうとても悲しくて悲しくて。涙です。
生まれ変わり看護婦になりたいといった従軍慰安婦の人はただ辛いだけの人生だったようです。なんとなく彼女は死を覚悟していたのかも?
病院スタッフがこの人を連れて行けないので、看護婦さんが泣く泣く殺害する時、慰安婦の人は「ありがとう」と看護婦さんににこっとわらいました。自分を信用して命あずけてる患者を自らの手で殺害した事は致命的な心の傷になったそうです。 この看護婦さんは後に戦場の心理的傷で自殺しています。
うちはきっとこの慰安婦の人は世話になった看護婦さんの手で安楽死になると悟ってたと思いたいです。そうしないとあまりにも、ひどすぎてなんの救いもありません。
ひどい戦争はモラルもなくなります。病院爆撃なんて!
戦争は究極の弱肉強食でしょう。無抵抗の人までねらうんです。誰かに被害うけて、別の誰かに害与えて・また別の誰かに・・・。
抵抗力のない人ほど、憎しみの餌食となり、悲惨な最期をとげていくんです。
今辛い気分です。凹んでます。元気でないです。
この記事をUPして、向かい合っていることが大切なことだと思います。それぞれの「都合」で作られた、あまりにも曖昧な「善悪」の中の、人の数だけ存在する「悲劇」答えを出すのは簡単ではないですものね・・・でもそれでもこの問題と向き合う姿勢が尊いと思う。でも背負っちゃ駄目ですよ!動けなくなっちゃいますから(偉そうにごめんなさい)
by あじゃあじゃ (2007-08-20 11:27)
たねさん・あじゃあじゃさんナイスどうも。
あじゃさん、そうですね。向かい合うのが大切なのかもしれませんね。
by ayu15 (2007-08-20 11:31)
この現実の出来事を,今の私たちが,どれだけリアルに想像できるか,が大事だと思いました。
「事実があったか,なかったか」とか「証拠があったか」という問題ではなく,そんな過去の現実のようなことを,自分のこととして,頭と心で受け止められるかどうか,ということを自問自答するばかりです。
よい記事をありがとうございました。
by つくい (2007-08-25 16:29)
つくいさんありがとうございます。そうですよね。
このなんともいえないものを後世に伝えて二度と起きないようにしたいです。
by ayu15 (2007-08-25 22:00)
お知らせ!
うわさでは、10月27日土曜22時に再放送あるらしいです。
by ayu15 (2007-10-24 10:00)