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HOLOCAUST [政治]

 

人類史上最悪の政権はなにかと聞かれたら、ナチス政権だと答える人はおおいでしょう。このナチスによる虐殺の象徴といわれるのがホロコーストです。ホロコーストについて勉強する機会がありましたので取り上げます。

人権てなんでしょう?こういう捉え方はどうでしょう。もらった資料にありました。「生きたい!ただいきをしているというだけでなく、人間らしく幸福に生きたい。---人間の尊厳を保って。」           このブログは「生きる」が理念です。LIFEはただ息をしているだけではありません。社会参加を伴います。お仕事する権利があります。家族・友人つくり、社会の一員として社会生活おくれるんです。 それぞれ自分の所属する性で尊重され、同じ人間として尊重されるんです。人間としての尊厳がとても重要です。 人はさまざまな個性(身体特徴・性格など)もって生まれてますが、これらが保障されなくてはいけないんです。誰も完全な政治はできませんが、少なくとも主義主張・道徳などでこれらを奪うことは許されないでしょう。

 

約70年前ドイツでは世論の支持のもとヒトラー総統を指導者とするナチス政権が登場しました。ユダヤジン虐殺で有名ですが、虐殺された人達は他にもいっぱいいるそうです。ユダヤ人・ロマ(ジプシー)・同性愛者・障害者とみなされた人は生物学的劣勢とみなされ社会から排除・隔離されて、やがて虐殺されていきました。犠牲者は1100万人と推定されています。

収容所では政治犯 赤・ユダヤ人は黄・刑事犯は緑・エホバの証人は紫・移民は青・同性愛者は桃・反社会分子は黒で三角の色分けされたマークがつけられたそうです。複数とみなされると二つ付けられたそうです。名前をうばわれ番号で呼ばれました。

このナチスはある程度してから宗教弾圧もはじめましたが、エホバの証人だけは専用の色がつけられました。ほとんどの人はハイルヒトラーと言えずに、ただ普通の挨拶だけをしました。そうして、ほとんどの人は収容所で虐殺されたそうです。奇跡的に生き延びた10人ほどの人の中から数人の証言がビデオに収められています。

 

参考までにドイツ史の一部です。ドイツ政府の冊子などからです。

1848年 国家統一・人権保障・政治参加要求の民衆蜂起

19世紀半ば、急速な工業化
わずかの賃金・劣悪な労働環境・長時間労働
安全対策ほとんどなく、労働災害は日常茶飯事
事業主の過失証明されなければ、救済なし。

1845年 労働契約
「事業主と労働者の間の自由な取り決めである」スト禁止
低賃金による貧困・劣悪な環境・衛生状態・児童労働・非人間的生活による健康被害

1848年 全ドイツ労働者親睦会結成
議会制民主主義国家・職安・保険基金とかを要求

1854年 国家により労働者親睦会禁止

1871年 ドイツ帝国成立
プロイセン国の指揮下に25の国
ビスマルクがプロイセン首相兼ドイツ帝国宰相

内政はカトリック教徒・社会民主主義者・左派自由主義者に帝国のレッテル貼る。民主化阻む。

労働者党・労働組合を取り締まり対象。

1881年 左派自由主義・社会民主主義の勢力拡大
ビスマルク、労働者組織弾圧・社会保険制度に取り組む。
1883年医療保険
1884年労災保険
1889年年金保険

1890年新皇帝ビルヘルム2世との意見不一致で、ビスマルク辞職

帝国内の労働者は以前社会的・法的に不利な立場

1890年 社会主義者鎮圧法失効
依然社会民主主義と国家のへだたり
(社会民主主義は警察の監視下)

1912年社会民主党最大会派になる。
社会保険・労働者保護の法律
衛生状態改善
上下水道整備

帝国法制定
予防接種・食品・伝染病など集約されたもの。
保健教育は公的機関の使命と考えるようになる。

1911年 帝国保健条例
受給額アップ
農業従事・行商人とかにも拡大

事務系職員のための年金制度設立

1917年アメリカ参戦
1918年 降伏し、皇帝は退位して、ドイツ共和国成立
医療保険の規模拡大
1919年 国民議会選出・民主的憲法可決・人権・自由・平等・普通選挙が保証されました。労働法改革
 戦争帰還兵の就職難・賠償金の支払い負担の発生
1923年 通貨暴落(高額の賠償が原因との見方)
破産とか窮地に陥る市民

20年代後半 上流階級に黄金の時代・大多数の国民に失業・貧困とかの困難な時代
1927年 失業保険・職業紹介
1929年 世界大恐慌
 失業者の増大・政府が倒れる。
就労1200万・失業600万
壊滅的影響で破産宣告しようとする。

共産主義・国家主義が急速に勢力
1933年 ヒトラー首相登場
1933年 基本権無効
社会民主党の反対押し切り全権委任法可決
(すでに共産党員は逮捕)

女性は家庭に。女性の労働禁止思想
1935年 ニュルンベルグ法他
 ユダヤ人市民権剥奪
1942年 ユダヤ人絶滅決議
同性愛・障害者とか殺害

抵抗運動
初期・ 社会民主主義・共産主義・教会関係・少数軍人の抵抗
中期  保守派・軍人に抵抗勢力

ことごとく捕らえられました。

ナチスの理念の一つ「民族共同体」
社会的同質性・連帯を強調しました。

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マルティン・ニーメラー牧師の言葉です。

ナチスが共産主義者を弾圧した時、私は不安に駆られた
が、自分は共産主義者でなかったので何の行動も起こさなかった。
その次、ナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが自分は社会主義者ではないので何の抗議もしなかった。
それからナチスは学生・新聞人・ユダヤ人と、順次弾圧の輪を広げていき、そのたびに私の不安は増大した。が、それでも私は行動に出なかった。
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。
だから行動に立ち上がった。
が、その時はすべてがあまりにも遅かった。

現在ドイツではナチスのような政権がでないように気を使っているようです。軽軽しく憲法改正なんて声はでません。憲法精神に反する改正は無効となります。そういう改憲かかげる政党は解散要請がでます。キリスト教民主同盟と社会民主党が広い支持をえていて、自由民主党は高額所得者が支持基盤で少数です。

 

後、ナチス以外に、スターリン・ムッソリーニ・東条元首相らの名前があがっていました。スターリンもナチスほどじゃないにしても歴史にのこる残忍政治だと言われているようですね。ユダヤ人虐待で、ソ連から逃れたユダヤ人も少なくないそうです。

 

個人より国家・社会秩序・愛国心煽り・共産党弾圧・女は家庭に!政権に都合悪いのは、反社会的のレッテルはリ犯罪者に仕立て上げ・政権に都合いい報道は良くて都合悪い報道には規制・都合悪い情報には○○の手先だから信用するな!自分達との違いさがして排除・白黒論理で、協力しないのは敵・世論形成して袋叩きなど、これらが特徴のようでした。

いろんな考え方があり、主義にはそれぞれ視点によっては評価できる部分もあるでしょう。うちは特定の主義だけ賛同したくないです。でも社会秩序・愛国心叫んだりして、少なくとも生きることを奪うようなものはいかなる主義でもやめて欲しいと思います。

 


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