感情、こころ、からだ 1 [学問]
今日は心理学のお話です。心理学の専門家の方のお話きいてのものです。
よく論争?のとき感情論といわれますよね。特に政治問題だと御互い感情論だと主張しらりもあります。でも感情て悪者?感情なければ人間らしくないのでは?感情に焦点あてて心理学者の人の今先端をいく研究成果のお話です。
1 今うつ病がふえていると言われています。名前だけは非常に有名です。うつ病は自己否定的です。それなのに「あなたは間違ってる」「努力足りない」「甘えるな!」なんていえば余計悪くなります。 うつ病は環境や社会の問題でなく本人の問題なのでしょうか?気の持ちようでしょうか?
うつ病は今は、認知療法は効果があるといわれています。認知とは考える、判断することだそうです。認知を変えることで楽になれるかどうか一緒に確かめましょうです。認知療法は難しく、素人が認知療法としょうしてそういうのするのはリスクが高いそうです。自己努力迫ってしまい余計にひどくしかねません。
心理学の分野である素因(本人の要因)と環境が双方が関与しています。これはひとにより違います。 うつ病は再発しやすいと言われています。治った後も素因が残っているのでしょうか?回復した人の研究でネガティブ感情傾向というのがでてきました。
これは遺伝要因が強いそうです。約50パーセントと言われています。右前頭葉が活性化しています。新しい治療観ではネガティブ思考はなくなりません。だからそれをあっていいんだとします。距離をとれるようにするんです。
マインドフルネスというのがあります。これはうつ病再発予防に有効とされています。普通と違い慢性の人ほどよく効くそうです。また環境要因が少ない人に効きます。
呼吸法・・・自然な呼吸で1~10数えます。10までいったらまた10まで数えます。(うちは6回数えました) 「何の意味!」とかネガティブな感情を引っ張り出します。
レーズンエクササイズ・・・レーズンの観察
あえて認知扱わない治療もあります。2006年の論文でセンセーションを巻き起こしました。でもこれは以前から日本にあった森田療法に似てます。森田療法がちゃんとやれる所は少ないそうです。 入院治療中に、悩みあっても囚われずに手を動かして軽作業します。
治療者は患者さんの訴えにあえて耳を傾けないんです。聞いてるけど聞いてない振りします。カウンセリングの高等な技術がいるそうです。
あえて内面に注意向けない治療(昔から心理療法は内面見つめる事といわれてきました)
注意訓練・・これは効果でているそうです。
昔から心理療法は内面見つめる事といわれています。
対人不安抑うつを強めます。内面見つめすぎでうまくいくとき行かない時があります。
ネガティブはなくすのでなく、うまく付き合うものだそうです。
2 道徳と感情
「ただ乗りお断り」 2006 サイエンス に載ったそうです。
「罰が利他行動の原動力である。」というものでした。
義侠心を支えるもの(ネガティブ感情の役割)
裏切り者は周囲の人の怒りを喚起します。裏切り者も周囲の怒りは予測している⇒罰は即効性がある。
復讐は蜜の味
罰下す時の脳内活動を計測しました(PET) 脳にある、尾状核(びじょうかく)の活動は罰の量を規定していました。悪いやつやっつけるとすっきりです。
他者の痛みに共感する部位は前部島皮質、前部帯状皮質です。裏切り者の痛みは感じないそうです。男性は敵の痛みを感じないそうです。
以上
うつ病にたいする偏見は少なくないようです。「なまけてる!」『努力がたりない」「弱い!」気の持ちようだ!」などです。これらは基本的にはみんなおかしいです。 自分自身のならないように気をつけないといけませんが、社会的問題は大きいようです。
道徳と感情といえば、世間でいわれるネット右翼て、社会でなく特定個人に責任もとめそうです。そして怒りをぶつけてたたきます。叩いている対象はその人達にとって裏切り者なのでしょうか。敵の苦しみには痛み感じないのでしょうか。
関連日記
おかね2 http://blog.so-net.ne.jp/life-ayu/2007-07-09-2
たねさん。さっそくありがとうございます。
by ayu15 (2008-02-01 09:24)
>男性は敵の痛みを感じないそうです
((゜Д゜ll))結婚する前にこの記事を読みたかった・・・
ウツ、難しいですよね
実際、なってるひとはすごく苦しい思いしてるわけだし・・・
でも結局、他人は痛みが見えない(怪我なら包帯するし・・・)
から、相手を疑うのでしょうね・・・・
それが最大の原因・・・だったりして・・・
by ユキ (2008-02-01 14:54)
あくまで実験で統計上からでたものなので、個人差ありますけど。
人間目に具体的にみえないものを感じるのは簡単じゃなさそう・・・。
by ayu15 (2008-02-01 19:42)