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人の振り見て我がふり直せ・・・プラハの春 [人権]

  よければ読んでくださいね♪
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  スメタナさんの作曲した「モルダウ」という曲があります。それは美しい曲ですが、どことなくなんともいえない影があるように感じます。世界中のオーケストラが世界中でこの曲を演奏しています。この曲は世界中で愛されているそうです。でもチェコの人にとってはただの名曲でなく特別な曲だそうです。「第二の国歌」といっても過言ではないらしいです。
『歌じゃないでしょという突っ込みは無しの方向で[あせあせ(飛び散る汗)]』 知らなかったんですけど、モルダウはドイツ語でチェコ語でブルタバだそうです。
首都のプラハは欧州屈指の美しい街といわれています。 一度は訪れてみたい街です。


 『「プラハの春」は、そんなプラハを舞台にした物語なんです。
春江一也さん原作です。

 チェコスロバキアの改革運動「プラハの春」は、1968年ソ連軍の侵攻によって、多くの血で染められて夢で終わってしまいました。その歴史的な事件を、外務省職員と東ドイツの女性との恋や反体制派の若者達の友情を絡めて描いた作品です。


 
 この物語では
 当時は、「愛国心・社会秩序」など叫ぶ保守派と自由を求める改革派(何度もそういう言葉や場面がでてきます)が対立関係にあったようです。隣国東ドイツも・・・。
「自分の夢、希望を奪わないで!」という叫びがでています。自分の夢や希望を奪わないでと改革運動に関る人を「非国民だ!」「社会秩序みだすな!」と愛国心さけんで、弾圧したり、監視する保守派がいます

 ヒロインの弟はパリやNYに行くのが夢でした。でもそれを実行すると、反社会的にされて射殺されてしまいました。ヒロインも非国民とされて取り調べを受けます。こてこての保守派の人の取り調べをうけます。政権の保守派体制は、愛国心をせまり、自由を求める思いを反社会的、非国民と非難します。ほんと聞くだけで怖い状況でした。 国や社会(特に一部保守派)が自由を求める人達を監視して束縛する恐ろしい世界でした。 ヒロイン(カテリーナ)はドラマのなかで「わが祖国東ドイツを愛しています。愛しているからこそ誇れる祖国にしたいんです」と言うふうにいいました。国や社会が人々を管理して自由のないのをもっと改善していい国にしたかったようです。



 やがて人々は絶えかねてプラハの春へと向かっていくんです。でも春はきませんでした。せっかくの雪解けがソ連の介入で冬に逆戻りしてしまいました。この人達に春がくるのはベルリンの壁の崩壊までまたなきゃいけなかったようです。
これはドラマだけど、こので描かれていた事は、現実に充分ありえたとしか思えないです。プラハの春は現実にあった悲劇です。こういう悲しい歴史をもっているんですね。
 長い歴史のなかでこの地にはいろんな政権?があったでしょう。社会もかわったかも?
でも国や社会体制が変わったとしても、そこには人々の生活の営みがあるんです。
世の中がどう変わろうとも、モルダウは流れ続けるんです。




 人は夢や希望があります。「愛国心」「社会秩序」で、これらを奪われるのが耐えられないんでしょう。少し違いますが道徳も似ています。これらは他者に強要?すると、社会的障害となり、少数の人達の「生きる」夢と希望を奪う事になることが少なくないんです。どういう社会でも、人には奪ってはならない大切なものがあるはずですよね。それはなにか改めてかんがえちゃぃました。それは人としてたとえ「KY」とか言われても守っていくものなのかもしれません。

「世の中がどう変わろうと決してかわることのない大切なものがある」
byラカディオ ハーンさん



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コメント 3

hm

や、いい話です。

 人ひとりひとりを大切にする、個人の尊厳という考え方は、誰が押さえつけようとしても結局は殺すことはできないでしょう。
 でも、自由を抑圧された時代に生きる人々は不幸です。
 だから、KYと言われても言うべき時に言うべきことを言うことは必要だとおもいます。

 パスカル言うように、道徳が先にあって人間が従う、んじゃありませんよね。人間が一生懸命考えてその結果として道徳が生まれる。そこんとこ勘違いした「愛国心」、表面的「道徳」の押し付け、まっぴらごめんです。
by hm (2008-05-10 22:42) 

ayu15

hmさんに読んでいただけてうれしいです。
「人間が一生懸命考えてその結果として道徳が生まれる。」なるほどそうかもしれませんね。少なくとも道徳や愛国心が先にあるわけではないようですね。

ラジオドラマには結構いいお話もありますよ。
by ayu15 (2008-05-12 08:34) 

ayu15

あいこさんありがとうございます。
by ayu15 (2009-09-20 10:17) 

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