医療シンポジュウム 2008 [医療]
よければ読んでくださいね♪
2007年日記リストはこちらをどうぞ http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-03-27
2008年日記リストはこちらをどうぞ http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-03-28
医師会主催の2008年シンポジュウムのレポートです。
以前から書き続けてきたのですけど、リニューアルでスムーズな編集が困難になりだいぶ手間取ってしまいました。
救急医療には1次・2次・3次とあります。3次は高度な救急医療センターです。
『 』 内はうちのコメントです。
3次医療をされている方の報告です。
☆
ER救急外来 ICU重症患者管理 MCメディカルコントロール・病院前医療
『なんのことかうちにはわかんないです。3次は重症患者をあつかう先端医療みたいです。』
政府は偏在だというけど、医療者偏在でなく、明らかに足りてないということです。東京では救急車足りないそうです。1日228件、先にポンプ車(消防車)がいきます。
『病気や怪我でよんで、消防車がきたらびっくり!』
☆ 救急医療定義など
救急医療の共通定義はないそうです。個々により違うそうです。
歴史的に「正規の手続きを経ずして見る患者」
現実的にはこれに加えて、救急車できた患者・時間外にきた患者・救急部など救急診療に特化した部門に昼夜とわずきた患者などが統計に含まれるそうです。
救急車の6割は入院不要患者・救急外来の9割が入院不要患者だそうです。救急の7~8割内因性疾患(肺炎・心臓病など)だそうです。
『つまり時間外に、時間内にくるような症状の患者さんが少なくないと、とれますねえ』
☆ 医療過誤
医療過誤は増えてないのに、報道が増えたそうです。本当に医療過誤や医療事故はあるんですが、ごちゃまぜ報道になっていると指摘しています。50人に一人は紛争中だそうです。「事故なくすには病院やめよう。」がでかねないとかんじているようです。報道のあり方に問題があるのでは?という問題提起があるようです。
『でもこの人も認めていますが、現実に医療過誤や医療事故は存在します。医療過誤裁判はハードルが高いそうです。』
『報道する側の声に、「今まで社会が振り向かなかった医療過誤や医療事故にも注目するようになったから」というのがありました。報道することが問題なのでなく、その仕方や受け手のとり方の心がけなんでしょうか??』
☆ 医療のノーフォルトとコスト
「自賠責保険の医療版つくれば?」と提案しています。「安全にはコストが必要」だそうです。不良債務かかえる病院が多く経営は苦しいようです。病院やめてホテルに転業したほうが儲かるそうです。救急には未払いの患者もいます。
『アメリカでも問題になってます。格差問題で、貧困問題が悪化して、医療費払えない人が救急医療で運ばれてくるんです。アメリカには国民皆保険がありません』
☆ 救急情報システム
救急情報システムできてるのは東京だけだそうです。他では諸事情からあまり使われていないそうです。情報更新の問題などがあります。需要供給もあってないのも問題だということです。 はっきりいって更新する暇はないそうです。
☆ 対策
トリアージの導入
これは119イコール救急車でなく、患者を選別しようろいう試みだそうです。救急相談センター作りました。医師や看護士も待機しています。
赤・・・ならすぐ救急車すぐ診療
橙・・・119以外ですぐ病院に
黄・・・検査など先して、30分以内に診療
緑・・・数時間待ち時間
『つまり翌朝開いてからてことですね?』
赤1割 黄2~3割 緑6割 ぐらいだそうです。
相談にかけてくるのは、17時~深夜が多いそうです。 子供の発熱・ケガ・異物飲み込んだなどがおおいそうです。自力でいくことになった人がその後どうしたか調査中だそうです。トリアージナース(救急対応ナース)で緊急性の度合い判断します。
患者の苦情減り、スタッフの満足度upするそうです。救急医療の初期研修が大事だそうです。入院は救急の4割。 トリアージュがいるとこの人は考えています。
『つまり、電話すると相談員が救急の程度を伝えるという仕組みですね?』
『アスカの記事によると緊急入院が必要だった患者の7400人のうち、救急車を使用しなかった人が4000人もいるそうです。搬送に限度がある以上、質の高い搬送の内容に転換すべきと書かれていました。』
別の対策に、「開業医に病院参加うながす」 があります。これは「対処療法なのか本質なのか?」難しいところだそうです。
「行政でなく、病院は生き物」 「社会共通資本としての医療」 「なんでも民営化すればいいというものではない。市場原理でいいのか!」 これらを訴えています。
患者と医療者は同じ目的に向かい協働する。 盆踊り大会する大学病院⇒「社会の中の病院」だそうです。
『そういえば大学とか教育も市場原理でいいのか?地域の中の学校というのがありました。』
二次医療されている方の声です。
この病院では全専門医がオンコール状態だそうです。病院から呼び出されると一定時間以内にすぐに駆けつけられるように常にしているということです。
『ということは町からでられないですよねぇ?映画も観にいけませんよね?電源切れないもの。これはきつそう・・・。』
薬剤師・検査技師の方は泊り込みだそうです。医薬分業政策で薬剤師が減っているそうです。
シフトが組めなくて、今度2次医療をやめるそうです。
救急搬送関係の方の声です。
1日約200件で26台の救急車です。 以前にくらべて2.4倍で右肩あがりだそうです。
半分以上は急病です。 これは横ばいで増えていません。
次が交通事故です。これは減少しています。
そして一般事故です。これが増加しているそうです。
軽症が64パーセントだそうです。高齢者は45%が軽症だそうです。
行政の医療担当の方の声
医師の地域格差が大きいそうです。小児科・産婦人科は不足しているそうです。内科・外科も減少しているそうです。助成などしているそうです。
♯8000番で救急医療情報システムを作ったそうです。1日の利用は7件です。
会場でどのくらいしってるか尋ねた所、多くの人はこれを知りませんでした。そのため広報も課題だそうです。
その他の参加者の声
「市場原理主義(資本主義)で医療をみていいのか?」というのが何度もでてきました。
市場原理で医療はコンビニ化して、患者は消費者になってしまったとみる声がありました。病院によっては患者をお客様と呼ぶところまででたそうです。
救急で多いのが、小児科と内科だそうです。こどもが熱だしたとかで不安をかかえている人が増えているようです。
自己責任社会で頼る事ができなくて不安抱えているのが背景にあるようです。この不安をなんとかしないといけないという指摘でした。
また、長時間労働で夜しかいけない人が増えているという指摘もありました。
「医療と教育は対立・競争してどうするの?!」という声もでました。
『もし夜間に急に自分や家族が具合悪くなったら不安になります。今家に帰る時間遅い人多いですよねえ。こどもも友人や仲間や近所で面倒みるのが容易ではないし・・・』
『医療問題の要因に市場原理促進社会・政策があったんですね!
自己責任社会で甘えられなぃ社会が、孤立化よんで、お客として救急医療に頼る構図が見えてきます。
医療崩壊の黒幕は自己責任社会・市場原理促進政策だったんですかぁ~~?! 』
東京式と京都式と大阪式
★東京式
1 実情・・・救急車が足りない。軽症で119する人がいる。
2 特徴・・・トリアージにより患者選別おこないます。運ばない患者と運ぶ患者餞別を判断します。
3 期待できる点・・・これにより出動回数が減る・搬送回数を減らす事ができ現場の負担軽減されます。出動回数減る事で、必要な場合の搬送時間の短縮効果も期待できます。
4 問題点、不安要因・・・ 救急車呼ぶことの抵抗感がおきるおそれがあります。極端にいうと呼ぶと「自己中だ!」といわれないか恐れます。他の方からも安心して呼べなくなると言う声もでました。少なくとも萎縮効果が起きる可能性はありそうなので、配慮もいるように思われます。
★京都式
1 通報・・・ 119は屋外の場合通報は善意の第三者が多いそうです。屋外の事故は8割です。 ここも他のように、2.4倍の右肩あがりで増えてます。 急病は横ばい・交通事故は減少・一般事故は増加7割が軽症だそうです。
2 特徴・・・ 通常3人隊員がのります。一人が病院交渉担当します。京都式は3人とも患者担当で、病院交渉はセンターで行ないます。5回以内で搬送が99㌫の高い率です。20回以上の要請、つまり世にいうたらいまわし状況はないそうです。通常現場から病院は22.42秒なのが、この方式では19.27秒です。
「具合悪くなったんですけど、救急車よんでもよろしいんでしょうか?」こう人がでてきたことを重く見て、積極的に、「気軽によぶな!」とられかねないキャンペーンをしない方針にしたそうです。
3 対策・・・手当ての啓蒙活動をして行きたいということです。 また兵庫県のある病院での取り組みを紹介されました。患者など地域の人達の自主組織がたちあがり病院をまもっていく取り組みです。 選別や来るなでなく、軽症ならいかなくてもすむ環境つくりの方向のようです。地域力は他にも効果が期待できます。
4 問題点 ・・・トリアージ推進を積極的に進める人からは批判的にみられるようです。
★ 大阪方式(構想)
1 目的・・安易な利用を止めてもらう。
2 方法・・・軽症患者から高額の診療費を取る。
3 期待できる効果・・・軽症患者が利用控えることで、救急医療が守れる。ある病院でこれを実施して2割削減の実績があります。
4 問題点・・・軽症かどうか判断できるのは医師ですよね?医療知識不充分な素人が適切に軽症かどうか判断ができますか?無理ですよ。
うちの私見
大阪式は高額所得者の知事はいいけど、貧困世帯でもし判断あやまるとおおきな経済打撃うける可能性があります。 「貧乏人は死ね」というようなものだ!」という批判は当然とも思えます。
善意の通報が萎縮されます。誰もが安心して救急医療うけられるという理念が崩れます。東京方式のほうがよさそうです。大阪方式は論外だと思います。
東京式と京都式、どちらももっともだと思います。東京は救急車がたりないという事態にすでになっているそうです。数ふやしても、受け入れ態勢がないとたらいまわし状況におちいる恐れがあるでしょう。
『もう少し増やしてもいい気もしますけど・・』
即効性のある対策を取り入れるのはいるかも?選別自体はは救急現場ではあることです。 統計では高齢者ほど救急車よぶ抵抗感が高いそうです。言い換えると気軽によぶのは若年層のほうが多い。ということです。
伝言ゲーム・萎縮効果などで、適切なものであるはずの選別が、何時の間にかj軽症の人を「マナー悪い・権利いうな!」なんて風潮になってしまうと、大変です。推進されている人は若年の軽症の人を想定しているんです。高齢者の方が遠慮するのは本意でないそうです。
京都式だと救急車が足りない・たらいまわしがおきている地域では、即効性が少ないので、問題は残りそうです。でもこちらのほうが、よりいい解決策のように思います。地域力・社会力・地域資源向上により解決していく方向のようです。
うちの提案
以前、医療問題の要因にゆとりのなささを指摘しましたけど、やはりそれだけではなさそうです。長時間労働問題・孤立化・低所得問題などありそうです。
ナイトホスピタル・・・昼間やすんで、夜間が「時間内」の病院。既存の救急病院の一つをこれにするとか。複数の病院が協力すると維持は可能になりそうです。これが町にあれば「救急車よぶほどでないけど、でも朝までまてない」という人は時間内診療で診てもらえます。
低所得者はタクシー乗るのが厳しいです。タクシー会社にでも頼んで、深夜のチビバスを市内に走らせてナイトホスピタルにいけるようにするとか。
医療過誤や事故・薬害で充分な対応してもらえないという人がいます。かたや訴訟や叩きを恐れる人もいます。
(叩かれたくない・・アンチKY社会?http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-02-14-1 どうぞ)
誰でもいつでも安心して医療がうけられますように!今、医療で働く人も生活する人も、余裕がない人がおおいようです。みんなに「ゆとり」がもてますように!
参考記事
毎日新聞3月4日号
アスカ21 65号
叩かれたくない・・アンチKY社会?"http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-02-14-1
叩かれたくない・・ハリネズミ社会http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-01-29
医療シンポジュウム2007 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-30-1
医療制度3 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2007-12-12
医療制度2 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2007-11-19-1
医療制度1 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2007-11-16-1
2007年日記リストはこちらをどうぞ http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-03-27
2008年日記リストはこちらをどうぞ http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-03-28
医師会主催の2008年シンポジュウムのレポートです。
以前から書き続けてきたのですけど、リニューアルでスムーズな編集が困難になりだいぶ手間取ってしまいました。
救急医療には1次・2次・3次とあります。3次は高度な救急医療センターです。
『 』 内はうちのコメントです。
3次医療をされている方の報告です。
☆
ER救急外来 ICU重症患者管理 MCメディカルコントロール・病院前医療
『なんのことかうちにはわかんないです。3次は重症患者をあつかう先端医療みたいです。』
政府は偏在だというけど、医療者偏在でなく、明らかに足りてないということです。東京では救急車足りないそうです。1日228件、先にポンプ車(消防車)がいきます。
『病気や怪我でよんで、消防車がきたらびっくり!』
☆ 救急医療定義など
救急医療の共通定義はないそうです。個々により違うそうです。
歴史的に「正規の手続きを経ずして見る患者」
現実的にはこれに加えて、救急車できた患者・時間外にきた患者・救急部など救急診療に特化した部門に昼夜とわずきた患者などが統計に含まれるそうです。
救急車の6割は入院不要患者・救急外来の9割が入院不要患者だそうです。救急の7~8割内因性疾患(肺炎・心臓病など)だそうです。
『つまり時間外に、時間内にくるような症状の患者さんが少なくないと、とれますねえ』
☆ 医療過誤
医療過誤は増えてないのに、報道が増えたそうです。本当に医療過誤や医療事故はあるんですが、ごちゃまぜ報道になっていると指摘しています。50人に一人は紛争中だそうです。「事故なくすには病院やめよう。」がでかねないとかんじているようです。報道のあり方に問題があるのでは?という問題提起があるようです。
『でもこの人も認めていますが、現実に医療過誤や医療事故は存在します。医療過誤裁判はハードルが高いそうです。』
『報道する側の声に、「今まで社会が振り向かなかった医療過誤や医療事故にも注目するようになったから」というのがありました。報道することが問題なのでなく、その仕方や受け手のとり方の心がけなんでしょうか??』
☆ 医療のノーフォルトとコスト
「自賠責保険の医療版つくれば?」と提案しています。「安全にはコストが必要」だそうです。不良債務かかえる病院が多く経営は苦しいようです。病院やめてホテルに転業したほうが儲かるそうです。救急には未払いの患者もいます。
『アメリカでも問題になってます。格差問題で、貧困問題が悪化して、医療費払えない人が救急医療で運ばれてくるんです。アメリカには国民皆保険がありません』
☆ 救急情報システム
救急情報システムできてるのは東京だけだそうです。他では諸事情からあまり使われていないそうです。情報更新の問題などがあります。需要供給もあってないのも問題だということです。 はっきりいって更新する暇はないそうです。
☆ 対策
トリアージの導入
これは119イコール救急車でなく、患者を選別しようろいう試みだそうです。救急相談センター作りました。医師や看護士も待機しています。
赤・・・ならすぐ救急車すぐ診療
橙・・・119以外ですぐ病院に
黄・・・検査など先して、30分以内に診療
緑・・・数時間待ち時間
『つまり翌朝開いてからてことですね?』
赤1割 黄2~3割 緑6割 ぐらいだそうです。
相談にかけてくるのは、17時~深夜が多いそうです。 子供の発熱・ケガ・異物飲み込んだなどがおおいそうです。自力でいくことになった人がその後どうしたか調査中だそうです。トリアージナース(救急対応ナース)で緊急性の度合い判断します。
患者の苦情減り、スタッフの満足度upするそうです。救急医療の初期研修が大事だそうです。入院は救急の4割。 トリアージュがいるとこの人は考えています。
『つまり、電話すると相談員が救急の程度を伝えるという仕組みですね?』
『アスカの記事によると緊急入院が必要だった患者の7400人のうち、救急車を使用しなかった人が4000人もいるそうです。搬送に限度がある以上、質の高い搬送の内容に転換すべきと書かれていました。』
別の対策に、「開業医に病院参加うながす」 があります。これは「対処療法なのか本質なのか?」難しいところだそうです。
「行政でなく、病院は生き物」 「社会共通資本としての医療」 「なんでも民営化すればいいというものではない。市場原理でいいのか!」 これらを訴えています。
患者と医療者は同じ目的に向かい協働する。 盆踊り大会する大学病院⇒「社会の中の病院」だそうです。
『そういえば大学とか教育も市場原理でいいのか?地域の中の学校というのがありました。』
二次医療されている方の声です。
この病院では全専門医がオンコール状態だそうです。病院から呼び出されると一定時間以内にすぐに駆けつけられるように常にしているということです。
『ということは町からでられないですよねぇ?映画も観にいけませんよね?電源切れないもの。これはきつそう・・・。』
薬剤師・検査技師の方は泊り込みだそうです。医薬分業政策で薬剤師が減っているそうです。
シフトが組めなくて、今度2次医療をやめるそうです。
救急搬送関係の方の声です。
1日約200件で26台の救急車です。 以前にくらべて2.4倍で右肩あがりだそうです。
半分以上は急病です。 これは横ばいで増えていません。
次が交通事故です。これは減少しています。
そして一般事故です。これが増加しているそうです。
軽症が64パーセントだそうです。高齢者は45%が軽症だそうです。
行政の医療担当の方の声
医師の地域格差が大きいそうです。小児科・産婦人科は不足しているそうです。内科・外科も減少しているそうです。助成などしているそうです。
♯8000番で救急医療情報システムを作ったそうです。1日の利用は7件です。
会場でどのくらいしってるか尋ねた所、多くの人はこれを知りませんでした。そのため広報も課題だそうです。
その他の参加者の声
「市場原理主義(資本主義)で医療をみていいのか?」というのが何度もでてきました。
市場原理で医療はコンビニ化して、患者は消費者になってしまったとみる声がありました。病院によっては患者をお客様と呼ぶところまででたそうです。
救急で多いのが、小児科と内科だそうです。こどもが熱だしたとかで不安をかかえている人が増えているようです。
自己責任社会で頼る事ができなくて不安抱えているのが背景にあるようです。この不安をなんとかしないといけないという指摘でした。
また、長時間労働で夜しかいけない人が増えているという指摘もありました。
「医療と教育は対立・競争してどうするの?!」という声もでました。
『もし夜間に急に自分や家族が具合悪くなったら不安になります。今家に帰る時間遅い人多いですよねえ。こどもも友人や仲間や近所で面倒みるのが容易ではないし・・・』
『医療問題の要因に市場原理促進社会・政策があったんですね!
自己責任社会で甘えられなぃ社会が、孤立化よんで、お客として救急医療に頼る構図が見えてきます。
医療崩壊の黒幕は自己責任社会・市場原理促進政策だったんですかぁ~~?! 』
東京式と京都式と大阪式
★東京式
1 実情・・・救急車が足りない。軽症で119する人がいる。
2 特徴・・・トリアージにより患者選別おこないます。運ばない患者と運ぶ患者餞別を判断します。
3 期待できる点・・・これにより出動回数が減る・搬送回数を減らす事ができ現場の負担軽減されます。出動回数減る事で、必要な場合の搬送時間の短縮効果も期待できます。
4 問題点、不安要因・・・ 救急車呼ぶことの抵抗感がおきるおそれがあります。極端にいうと呼ぶと「自己中だ!」といわれないか恐れます。他の方からも安心して呼べなくなると言う声もでました。少なくとも萎縮効果が起きる可能性はありそうなので、配慮もいるように思われます。
★京都式
1 通報・・・ 119は屋外の場合通報は善意の第三者が多いそうです。屋外の事故は8割です。 ここも他のように、2.4倍の右肩あがりで増えてます。 急病は横ばい・交通事故は減少・一般事故は増加7割が軽症だそうです。
2 特徴・・・ 通常3人隊員がのります。一人が病院交渉担当します。京都式は3人とも患者担当で、病院交渉はセンターで行ないます。5回以内で搬送が99㌫の高い率です。20回以上の要請、つまり世にいうたらいまわし状況はないそうです。通常現場から病院は22.42秒なのが、この方式では19.27秒です。
「具合悪くなったんですけど、救急車よんでもよろしいんでしょうか?」こう人がでてきたことを重く見て、積極的に、「気軽によぶな!」とられかねないキャンペーンをしない方針にしたそうです。
3 対策・・・手当ての啓蒙活動をして行きたいということです。 また兵庫県のある病院での取り組みを紹介されました。患者など地域の人達の自主組織がたちあがり病院をまもっていく取り組みです。 選別や来るなでなく、軽症ならいかなくてもすむ環境つくりの方向のようです。地域力は他にも効果が期待できます。
4 問題点 ・・・トリアージ推進を積極的に進める人からは批判的にみられるようです。
★ 大阪方式(構想)
1 目的・・安易な利用を止めてもらう。
2 方法・・・軽症患者から高額の診療費を取る。
3 期待できる効果・・・軽症患者が利用控えることで、救急医療が守れる。ある病院でこれを実施して2割削減の実績があります。
4 問題点・・・軽症かどうか判断できるのは医師ですよね?医療知識不充分な素人が適切に軽症かどうか判断ができますか?無理ですよ。
うちの私見
大阪式は高額所得者の知事はいいけど、貧困世帯でもし判断あやまるとおおきな経済打撃うける可能性があります。 「貧乏人は死ね」というようなものだ!」という批判は当然とも思えます。
善意の通報が萎縮されます。誰もが安心して救急医療うけられるという理念が崩れます。東京方式のほうがよさそうです。大阪方式は論外だと思います。
東京式と京都式、どちらももっともだと思います。東京は救急車がたりないという事態にすでになっているそうです。数ふやしても、受け入れ態勢がないとたらいまわし状況におちいる恐れがあるでしょう。
『もう少し増やしてもいい気もしますけど・・』
即効性のある対策を取り入れるのはいるかも?選別自体はは救急現場ではあることです。 統計では高齢者ほど救急車よぶ抵抗感が高いそうです。言い換えると気軽によぶのは若年層のほうが多い。ということです。
伝言ゲーム・萎縮効果などで、適切なものであるはずの選別が、何時の間にかj軽症の人を「マナー悪い・権利いうな!」なんて風潮になってしまうと、大変です。推進されている人は若年の軽症の人を想定しているんです。高齢者の方が遠慮するのは本意でないそうです。
京都式だと救急車が足りない・たらいまわしがおきている地域では、即効性が少ないので、問題は残りそうです。でもこちらのほうが、よりいい解決策のように思います。地域力・社会力・地域資源向上により解決していく方向のようです。
うちの提案
以前、医療問題の要因にゆとりのなささを指摘しましたけど、やはりそれだけではなさそうです。長時間労働問題・孤立化・低所得問題などありそうです。
ナイトホスピタル・・・昼間やすんで、夜間が「時間内」の病院。既存の救急病院の一つをこれにするとか。複数の病院が協力すると維持は可能になりそうです。これが町にあれば「救急車よぶほどでないけど、でも朝までまてない」という人は時間内診療で診てもらえます。
低所得者はタクシー乗るのが厳しいです。タクシー会社にでも頼んで、深夜のチビバスを市内に走らせてナイトホスピタルにいけるようにするとか。
医療過誤や事故・薬害で充分な対応してもらえないという人がいます。かたや訴訟や叩きを恐れる人もいます。
(叩かれたくない・・アンチKY社会?http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-02-14-1 どうぞ)
誰でもいつでも安心して医療がうけられますように!今、医療で働く人も生活する人も、余裕がない人がおおいようです。みんなに「ゆとり」がもてますように!
参考記事
毎日新聞3月4日号
アスカ21 65号
叩かれたくない・・アンチKY社会?"http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-02-14-1
叩かれたくない・・ハリネズミ社会http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-01-29
医療シンポジュウム2007 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-30-1
医療制度3 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2007-12-12
医療制度2 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2007-11-19-1
医療制度1 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2007-11-16-1
2008-05-10 20:45
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詳しいレポートありがとうございます。
日本の医療は教育と共に根元がぐらつきはじめていますね。
救急車は安心の拠り所だったはずです。ですが、以前は気軽に救急車を呼んだりはしませんでした。救急車を呼ぶのが増えたとすれば、「救急車を呼んだかどうか」で、居合わせた人の処置が適切だったかどうか、の責任を問われるようになったためもあると思います。
by tamara (2008-05-10 23:07)
tamara さん。読んでくださりありがとうございます。救急車呼ぶ人の責任は気が付きませんでした。
確かに急病やケガに出くわした時、素人なら救急車呼ばないと、そのために病人やけが人を危なくなったりかえって悪化させてしまう恐れがありますよね。リスク回避でとりあえず救急車という思いはありそうですね。
by ayu15 (2008-05-11 09:29)
瀬戸さん紹介してくれてありがとうございます。^_^
by ayu15 (2008-05-14 11:31)