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欧州の宗教事情 [学問]

 欧州というとキリスト教世界という印象があります。多くの町に立派な教会があります。天井は高くてレンガ作りの重厚な感じをうけるんです。文化も人々の暮らしにも影響をあたえているでしょう。教会で聞くパイプオルガンの音色は素敵です!
今日は神学研究のお話です。 そんな欧州で今宗教が変化してきているそうです。
サムエルさんの研究では、ローマカソリックやプロテスタントの主要教会のメンバーが減っているそうです。これらの教会の地位も低下しているそうです。
教会の規則から解き放たれる傾向があるそうです。教派に属していてもどの地区の教団のメンバーでもない人が増えているそうです。
『日本でいうと真宗の信者が減り、信者だけど、どこかのお寺の檀家ではないというところでしょうか??』

 おもしろいことに、他方戒律の厳しい新興会派(エホバとか)は減ってないそうです。
イスラムは増えています。今4%だそうです。(ドイツ) これは移民の影響があるそうです。56%は旧ユーゴからで、20%はトルコからだそうです。
 200年調査では無宗教が11%もいるそうです。40年前はほとんどゼロだそうです。
キリスト教には自我の確立・不測の事態の克服などの意味があるそうです。
『無宗教では、これらがあまりない可能性もあるかも?キリスト教が持つ欧州の人の心への影響はどうなるんでしょう?』



 面白い調査研究があります。

排他的の人達は 12% ・・・この人達の傾向は明確な答え求めます。積極的活動行ないます。自分達だけが真実述べられるという人が少なくないようです。
『これって特定道徳強制して、自分達が正しいと他者を否定して迫害する道徳右翼の人々に、悪くするとつながらないか不安だわ~』
『良心に基づき人道活動していく期待もありそう』

折衷の人達 24% ・・・  この人達の傾向はキリスト教信条には同意しますが異なる宗教を彷徨ったりするそうです。人生の節目の時に教会のお世話になります。  女性に多いタイプだそうです。
 『一番日本人の平均に近そう?』

新興信者の人達 24% ・・・ この人達の傾向は従来の教義と距離をおきます。従来の教会のものにはほとんど参加しません。若者に多いタイプだそうです。現在が未来より重要だそうです。自分自身に対する義務を考えるそうです。
『さめてるのか、特定の誇張や否定にひかれるのでしょうか・・?』

宗教的ヒューマニストの人達 25 % ・・・ この人達の傾向は超自然的力は認めます。でも死後の世界は否定します。伝統的規約・儀式には関心が高いです。保守的な人・男性・年金生活の人におおいタイプだそうです。
『他者に強要はしないならいいんですこど』

無宗教  15%  この人達の傾向は宗教的解釈と距離をとります。  三分の二は紙の上では大会派に属しているそうです。男性の方がおおいそうです。

 

 若者は「ネットワーク文化」で政党・宗教を拒絶する流れだそうです。他方既存の大会派は高齢化が進んでいます。
カソリックや大会派のプロテスタントは対策があまり効果でてないそうです。
そんな中、効果あげたのはシティ教会方式です。駅などに教会作るんです。

 教会税がありますが、最近は払った人が要望だすそうです。多くは教会経費でなく、社会保障費に使うことを要望するそうです。
 大学など公的機関でイスラム指導者の養成もしています。おかしな指導者がでてくる前に、正しくイスラムを伝えるようです。
これは主にスイスやドイツだそうですが、他でも傾向は似ていることが多いそうです。




 興味深いです!
これはあくまで宗教研究ですが社会の影響がでているようにみえます。なんか日本と似たようなところもありそうです。

税金はひも付きに一部だけかえてみませんか?(笑い)目的指定で(笑い)
多分ほとんど財団や省庁の運営費の指定はないでしょうねぇ(笑い)


参考に
サムエルさんの著書
新たな創造としての自由  -パウロの自由理解ー
物理学と神学との対話


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