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火天の城 [映画]

 火天の城(かてんのしろ)という映画みました。

安土城築城の物語です。
1000億以上
100万人以上の人員という桁外れの大規模工事だったそうです。
これに携わった職人の物語です。


 みていて気になったのはハードに生きるです。 
 例えばヒーローものでターミネーターとかで、車に燃費がどうとか、急発進はやめるとかそういうの言いますか?
ヒーローは命がけで戦っています。戦うのにどれだけ役に立つか?だと思えます。
『戦闘機のエコに悪さは割り箸どころじゃないそうな!』


 映画にありましたが、「命をかけなければことはなさぬ」とありました。
人の訴えも手打ち覚悟で言ったものでないと聞かないでしょう。
巨像が命がけで暴れます? ありがそこにいてもそれを気にとめる余裕はないでしょう。
戦国の世で自分で自分を守らなくてはいけない厳しい世界です。

なんかなんともいえないやるせない思いがありました。



 話とんで、建築でみたらおもしろいです。
今ならどうでしょう?
注文なら注文主がここにこういうの建ててくださいといいます。
あれこれ間取りとかいろいろ注文してくるでしょう。
設計士があれこれ苦心していくでしょう。
建売なら方針に従い設計士が頭ひねり苦心するでしょう。

この映画では「山一つ城にする。五層天守閣にする」それだけです。
その後、高い天井・吹き抜けを注文します。


前者はいろいろ細かく注文がはいりますが、後者は2つだけです。


前者は、注文細かくて大変ですが、具体的に顧客の要望が明確です。それをこなせば顧客は満足してくれるでしょう。
後者は概要だけで多くは自由?に設計できそうです。でもできたのが「気に入らん!」とあっさりはねられることも。どういうのが喜ぶのか予想は容易でなさそうです。



 棟梁はこの映画みていると設計士・営業・施行(現場監督)・コーデネーター・職人をかねた大変なもののようです。
お城はお寺同様匠の技の結集なのかもしれません。

 現代の最先端建築も立派ですが、こういう歴史・伝統の匠の技も大事にのこしていきたいです。
いっそ、お城を伝統の技だけで建てたら世界にアピールできたりして。

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ayu15

shiraさんありがとうございます。築城は日本の職人技術の集大成の一つかも。
実用(戦)はごめんですが、築城技術は受け継いで欲しいです。
by ayu15 (2010-01-04 13:28) 

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