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風に刻む [おはなし]

寛容になりえない他者にこそ寛容であれ」というホスピタリティー本来の精神がテーマの物語です。
作:芳崎洋子さんの文化庁芸術祭参加作品です。

 主任看護士の加藤は優秀な看護士です。技術だけでなく、患者の視点にたつことができ、患者に気配りがよくできる貴重な存在です。20代の経験の浅い看護士は杓子定規で、慣習・規則(マニュアル)通りで患者への気配りができていません。我慢している患者もすくなくありません。
 加藤はそんな後輩の指導にも熱心ですが、やめていく人も多くて、それを気にかけています。

  井上という患者がいます。クレーマーとはいきませんが、わがまま?ですぐどなり文句ばかり言っています。看護士達は「ちゃんとしているのに文句ばかりいう」と不満で井上の担当を嫌がります。こんな患者早く出て行って!と言わんばかりに・・・。

 そんな井上にも加藤は優しく接します。嫌な感じの患者でも患者への気配りを忘れません。彼は末期ガンでとても苦しく
もう治る見込みもないんです。
 ところがその井上は震災の時のうらんでいる相手と知ります。さすがに井上は許せなくて寛容になれずに担当はずしてもらおうと・・・。

以上こういうお話です。


  世の中この物語の20代看護士のような人が増えてきたようです。この人達からしたらいそがしいしやすい給料でがんばっているのになんで文句いわれなきゃいけないの!と思うようです。

 何度も何度も書いてますが、道徳云々マナー云々で画一的杓子定規を好みません。医療はとくに個々をみて配慮が必要なところだと思うんです。 医療トラブルが近年話題になりますが、最初はこういうところからこじれていることもあるかもしれないような??
 加藤看護士はこういうことはなく患者に気配りできる看護士で患者からも信頼されています。そんな寛容で人に配慮できる加藤でも憎しみでくもることもあります。

 迷い苦悩して、加藤看護士は乗り越えていきます。看護士には多くの患者の一人でも患者にとってはオンリーワンでやり直しはありません。次はないんです。
  
 他者に対して寛容で気配り(特に立場かんがえてです。)というのがここの20代看護士も世の中も不足しているように思えます。 部署や病院で格差あるようですが追われるように忙しく、そのわりに収入は低かったりします。人員増やす余裕もなさそうです。かたやおかねを転がして億単位で儲けている人が海の向こうにいます。

 忙しいという字は心を失うと書きます。多忙で多くのものを失っていくのは悲しいです。
看護士の方が気配りできるゆとりがもてる勤務ができますように。患者が安心して医療にかかれますように!
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