努力の対価?2 [学問]
先日3部作?の一つで努力の対価を書きました。
報酬は努力の対価だから努力しなかった貧困者救済に自分の財産を国が取り上げて分け与えるのはいけない!という思想の話です。本当に努力の対価??というのを考えたものです。 努力とともにでたのが能力です。
この能力て??
なんとなく
広い意味での教育・環境
遺伝
この二つがまず要因として思いつきます。
運動能力に関する遺伝子の働きの説明を聞きました。
この遺伝子は約26000個あるそうです。
DNAからできていてそれはリン酸・糖・塩基が鎖状につながっているそうです。
塩基はA.G.C.Tの4種類から成り立っているそうです。(ヌクレオチド)
30億個のヌクレオチドが対でできているそうです。300億個は個人差があるそうです。
{これでオーダーメイド治療ができるようになるらしいです)
同一父母の兄弟でも能力に差が生じます。
二卵性双生児でも能力に差が出ます。
筋肉には筋繊維があります。これにはタイプ1というのがあります。これははやく力だす繊維です。これが多いと100メートル走に有利です。
筋繊維取り出してマイナス25度で急速冷凍しスライスして観察した結果この繊維の割合は大多数は50~60%です。若干男性の方が高めです。
☆
事例
2008年オリンピック
100・200メートル合計12個のメダル
ジャマイカ選手が7個
アメリカ黒人選手4個
これは遺伝子によるものか?
ジャマイカ人は (単位は%)
RR遺伝子・・普通の人 75 選手 75
RX・・・ 普通の人23 選手22
XX・・・ 普通の人2 選手 2
アメリカ黒人
RR・・・ 普通66 選手 70
RX・・・ 普通30 選手32
XX・・・ 普通4 選手2
☆
事例
90歳代スペイン高齢者41名
握力・膝伸展力・8メートル歩行時間・階段上がり時間
筋力歩行能力には関係しないという結果
☆
遺伝子型比較
RR ・ RX ・ XX の順
ジャマイカ人 75 23 2
アメリカ黒人 66 30 4
ギリシャ少年 34 48 18
日本高齢女性 17 58 25
スペインの高齢者 32 46 22
☆事例
弦楽器奏者の練習開始年齢と反応の強さの研究
子どもの時練習すると感覚機能が鋭くなるという結果
こうして見ると努力の差だけでなく遺伝の差も重要かも。
この遺伝の差を利用していますよね。
☆
ラット選択交配研究
能力は何代たっても正規分布する。
能力差平均値は4代目で70%の差
なるほど~これ利用したのが競走馬かも。
いつも優勝候補のお馬さんてもちろん自分も努力したでしょう。でもそれだけではかてません。持って生まれた能力が大きいでしょうね。
さらに騎手や調教師の努力や能力もあります。
とても負けたお馬さんに努力足りないからだ!なんて言えないような・・・。
サラブレッドの血統たどると3頭の雄馬にたどりつくそうです。
筋繊維は85%が速筋繊維です。{つまり速く走れる能力を生まれつき持っている}
☆
イチロー選手といえば歴史に残る偉大な選手でしょう。彼がものすごい努力したのでは?と多くの人はおもうでしょう。でもそれだけ?
100名中上位5番に入れる選手の確立研究です。
優れた能力因子を持つ人の確立と因子数の関係です。能力因子1個で0・2ぐらいです。ところが3つぐらいならほとんど0に近そうにみえます。因子5個は300万人に一人です。
野球の競技人口考えるとその300万人に一人が野球をする確立はぐんと減ります。
まさにイチロー選手はめったに出ないものすごい人なのかも?
もちろん奇跡的能力だけであこまでできるわけではないことはプロ選手の方は多分実感しているでしょう。
優れた能力を磨くため努力したでしょう。
お馬さんじゃないけど、コーrチとの出会いだってとても大事でしょう。すぐれた彼を育てられるすぐれた指導者が必要でしょう。
☆
一卵性双生児研究
21歳時点での比較研究です。Aさんはサラリーマンです。Bさんはフットボール選手です。
差がちゃんと出ています。
☆
誰でも練習しなくては能力は向上しない
誰もが優れた能力を身につけることはできない
ほとんどの人は中程度が精一杯
能力がほとんど向上しない人もいる
遺伝で才能(能力)は大きく左右されるようです。
スタート地点は大きく違うんです。また最大容量(限界)も大きく違うようです。
優れた能力でも努力しないと充分な成果は出にくいようです。
能力差が大きくなければ努力で勝てる可能性もあるかも??
でも他要因が同等で能力差あり同じだけの努力ならやはり能力高いほうが勝ちそうです。
努力以外に環境要因も小さくなさそうです。
教育環境とか重要かも?
練習できるだけの家庭の経済力・学校に行ける経済力・適切な栄養とれる経済力・必要な知識身につける環境・
運もあるでしょう。
どういうとこで生まれたのか?どの時代で生まれたのか?
自分にあう指導者に出会う運・仲間・ライバルと出会う運
いろいろな要因が関連してそうです。
優秀な成績には努力がいるようですが、成績悪いのは努力してないからという理屈は成り立たないようです。
報酬は努力の対価だから努力しなかった貧困者救済に自分の財産を国が取り上げて分け与えるのはいけない!という思想の話です。本当に努力の対価??というのを考えたものです。 努力とともにでたのが能力です。
この能力て??
なんとなく
広い意味での教育・環境
遺伝
この二つがまず要因として思いつきます。
運動能力に関する遺伝子の働きの説明を聞きました。
この遺伝子は約26000個あるそうです。
DNAからできていてそれはリン酸・糖・塩基が鎖状につながっているそうです。
塩基はA.G.C.Tの4種類から成り立っているそうです。(ヌクレオチド)
30億個のヌクレオチドが対でできているそうです。300億個は個人差があるそうです。
{これでオーダーメイド治療ができるようになるらしいです)
同一父母の兄弟でも能力に差が生じます。
二卵性双生児でも能力に差が出ます。
筋肉には筋繊維があります。これにはタイプ1というのがあります。これははやく力だす繊維です。これが多いと100メートル走に有利です。
筋繊維取り出してマイナス25度で急速冷凍しスライスして観察した結果この繊維の割合は大多数は50~60%です。若干男性の方が高めです。
☆
事例
2008年オリンピック
100・200メートル合計12個のメダル
ジャマイカ選手が7個
アメリカ黒人選手4個
これは遺伝子によるものか?
ジャマイカ人は (単位は%)
RR遺伝子・・普通の人 75 選手 75
RX・・・ 普通の人23 選手22
XX・・・ 普通の人2 選手 2
アメリカ黒人
RR・・・ 普通66 選手 70
RX・・・ 普通30 選手32
XX・・・ 普通4 選手2
☆
事例
90歳代スペイン高齢者41名
握力・膝伸展力・8メートル歩行時間・階段上がり時間
筋力歩行能力には関係しないという結果
☆
遺伝子型比較
RR ・ RX ・ XX の順
ジャマイカ人 75 23 2
アメリカ黒人 66 30 4
ギリシャ少年 34 48 18
日本高齢女性 17 58 25
スペインの高齢者 32 46 22
☆事例
弦楽器奏者の練習開始年齢と反応の強さの研究
子どもの時練習すると感覚機能が鋭くなるという結果
こうして見ると努力の差だけでなく遺伝の差も重要かも。
この遺伝の差を利用していますよね。
☆
ラット選択交配研究
能力は何代たっても正規分布する。
能力差平均値は4代目で70%の差
なるほど~これ利用したのが競走馬かも。
いつも優勝候補のお馬さんてもちろん自分も努力したでしょう。でもそれだけではかてません。持って生まれた能力が大きいでしょうね。
さらに騎手や調教師の努力や能力もあります。
とても負けたお馬さんに努力足りないからだ!なんて言えないような・・・。
サラブレッドの血統たどると3頭の雄馬にたどりつくそうです。
筋繊維は85%が速筋繊維です。{つまり速く走れる能力を生まれつき持っている}
☆
イチロー選手といえば歴史に残る偉大な選手でしょう。彼がものすごい努力したのでは?と多くの人はおもうでしょう。でもそれだけ?
100名中上位5番に入れる選手の確立研究です。
優れた能力因子を持つ人の確立と因子数の関係です。能力因子1個で0・2ぐらいです。ところが3つぐらいならほとんど0に近そうにみえます。因子5個は300万人に一人です。
野球の競技人口考えるとその300万人に一人が野球をする確立はぐんと減ります。
まさにイチロー選手はめったに出ないものすごい人なのかも?
もちろん奇跡的能力だけであこまでできるわけではないことはプロ選手の方は多分実感しているでしょう。
優れた能力を磨くため努力したでしょう。
お馬さんじゃないけど、コーrチとの出会いだってとても大事でしょう。すぐれた彼を育てられるすぐれた指導者が必要でしょう。
☆
一卵性双生児研究
21歳時点での比較研究です。Aさんはサラリーマンです。Bさんはフットボール選手です。
差がちゃんと出ています。
☆
誰でも練習しなくては能力は向上しない
誰もが優れた能力を身につけることはできない
ほとんどの人は中程度が精一杯
能力がほとんど向上しない人もいる
遺伝で才能(能力)は大きく左右されるようです。
スタート地点は大きく違うんです。また最大容量(限界)も大きく違うようです。
優れた能力でも努力しないと充分な成果は出にくいようです。
能力差が大きくなければ努力で勝てる可能性もあるかも??
でも他要因が同等で能力差あり同じだけの努力ならやはり能力高いほうが勝ちそうです。
努力以外に環境要因も小さくなさそうです。
教育環境とか重要かも?
練習できるだけの家庭の経済力・学校に行ける経済力・適切な栄養とれる経済力・必要な知識身につける環境・
運もあるでしょう。
どういうとこで生まれたのか?どの時代で生まれたのか?
自分にあう指導者に出会う運・仲間・ライバルと出会う運
いろいろな要因が関連してそうです。
優秀な成績には努力がいるようですが、成績悪いのは努力してないからという理屈は成り立たないようです。
2011-01-12 10:55
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shiraさんナイスありがとうございます。
村野瀬さんトラックバックありがとうございます。
by ayu15 (2011-01-17 09:48)