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悪魔の善人 [人権]

 世の中悪人でない市民が大多数なのになぜか存在否定が次々と・・。悪意のない、いい人でも特定の時に問題がおきたりします。


読売26日の編集手帳にこういうのが。京都帝国大医学部助教授だった小笠原さんのことがでてました。


ハンセン病の差別(強制隔離など)をやめよと主張した方だそうです。
1941年学会で「地球を四角というに等しい」と糾弾され葬られたそうです。
{批判なんていうものじゃなかったようですね)

小笠原さんに師事した大谷さんは療養所の待遇改善に努めたそうです。
予防法廃止を学会で訴え続けたそうです。



 今の時代に生きるうちからみたらこの法や対象者の扱いはまるでナチスです。
まさしく「右翼思考」の一例といっていいでしょう。
当時「右翼化社会」のようでしたがそれでも多分悪人じゃないでしょう。別のところではいいことしたでしょうし、別の人にはやさしいかも?でもその人たちが取り返しのつかない重大な人権侵害起こしています。やられた方から見たらこれはもう悪魔といっても過言ではない重大なことでしょう。


かばった人を叩いています。
これはうちのいうKY叩きです。




なぜ善良な市民のはずが少数の人の人権奪い存在否定してしまうのか?
なぜ防げないのか?

これは難問かもしれません。

 
 叩いて攻撃(やられる側の視点では)する人たちは自分たちが正義と思っているかも?否定する対象は「悪」で悪い人の人権まで言ってられない。全体の秩序優先ということでしょうか??
「地球が・・」という発言からしてうちにはそうとれます。


歴史上・法や学問が他者を否定して苦しめて追い詰めた例はいくつもあるそうです。



 仮に感染力が強いとします。移動制限はやむ負えないかも??でも制限は最小限で、できるだけ尊厳を守り社会生活を営めるような心遣いする発想がでなかったのでしょうか??
「悪い人にも人権を」です。

らい病予防法は96年にやっと廃止されたそうです。でも差別偏見にさらされ社会から追い出された方の人生はもうもどりません。
気の毒です[もうやだ~(悲しい顔)]


 学問や制度などで人権の危うい方はらい病だけではありません。
うちの日記でもいろんな方を取り上げています。


 アメリカの問題でも触れましたが人権は認めて初めて発生するようです。

出身地にかかわらず同じ日本人。

体力がなくても同じ。

経済力なくても同じ。

足が不自由でも。
入学http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02

平均的容姿から外れていても。

男性らしい身体的特徴がかけていても男性。
父親の尊厳2http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2010-10-28
(その逆も)

その他いろいろ。

同じ女・同じ人間http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2007-08-26-1という気持ちが不足しているような

当時の法作った人たちや学会の人たちは悪人じゃないけど自分たちが差別偏見しているのがわからず「自分が生きる」ために防衛する人たちを攻撃したのかも??

空気とは?
法とは?




これは過去の話じゃありません。あなたの身近に辛くて泣いている人がいるかもしれないんですよ!
[あせあせ(飛び散る汗)]人を守るものが、別のある人の存在を否定してしまわないようにね。





女の尊厳http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2009-09-14
言葉の配慮 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27
五体不満足 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2009-02-06
社会的障害 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-01-11-5
同じ女・同じ人間http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2007-08-26-1
父親の尊厳2http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2010-10-28
入学http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02
父親の尊厳http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2010-01-31

人並みに生きたい http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2010-10-17手術
自己決定 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2010-10-23 自分らしく


大谷さん著書
らい病予防法廃止の歴史
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