瑞穂の国 保守するものを間違えないでね [歴史]
先日、美しい日本をとりあげたんですが、なんか美しくない言葉が飛び交っているように感じられるのはうちだけでしょうか?
昔、宮澤さんがこういったらしいです。
「保守は主義主張でなく生活態度である」と、
彼はどういう意味でこういったのでしょう?亡くなられた今、真意を聞くことはできません。ていうか存命でも名もない縁のないうちが、聞くのはむずぃわ。
原発事故の後、自殺(自死)された農家の方覚えていますか?
もちろん直接の死因は放射性物質じゃないです。でも追い詰めた原因の多くは放射性物質だそうです。
文化庁芸術祭参加作品で「瑞穂のくに」というのがあります。
東京の学生がハンググライダーでいなかにやってきました。
事故で農地に不時着し、謝りに行ったところからお話が展開されていきます。
「東京」の視点・農家の視点・営む人と東京に出た人など。
このお話では経済が出てきます。
助成金・売上・数々のコスト・・・
農業に関して聞かれるさまざまな声が、登場人物を通してでてくるリアリティあふれる作品です。
あらすじ
都会に住む女子大生が、部活で訪れていた夏の農村で、乗っていたハンググライダーが青々とした田んぼの真ん中に不時着したことで謝りに行きます。
都会に出ている子が孫とともにちょうど帰省中でした。
弁償すると言うと派手に壊してしまうが わずか7000円と言われショックを受けます。
それはちゃんと 計算して出した数字でした。
その後も大学生は農家との関わりを持ち始めます。
ある日、農家の父は「来年でやめる」と宣言。
「なして?」と子。
赤字が続くという父
うまくやれば利益でると子
ある日、台風がやってきます。
「水路に不具合があるかも?」という仲間の連絡に、見に行こうとする父。
ニュースでよくこういうので事故が起きると聞いてると反対する一部家族。
はたして本当にやめるのでしょうか?
以上あらすじです。
農家の問題だけでなく、農業行政・そして他人事の都会の人たち・・
いろいろでてきました。
農家の父の言葉
「中山間地で集約も無理だ」
「TPPは直撃する」
「土地はお墓のようなもの。」
もうすぐやめますけどどうかゆるしてください。(先祖にお詫び)」
子供夫婦の言葉
「東京の方がずっといい」
「いなかはたまにくるからいい」
この後
飲んでぶつかるシーンがあります。
農家の代弁?のような父のセリフ
「グローバル化なんてみみざわりいこという」
「コストだ! 競争力だ!だと~!米は自動車じゃないんだぞ!!」
安い外国の米買っていると、日本の農家はつぶれて取り返し付かなくなるぞ!」
東京の代弁?のようなこのセリフ
「国が悪い!社会が悪い!そういう被害者ずらがいやだ!!」
「策を考えようよ」
子はなんか策を練ろうとします。
{策は自己努力の策です}
「ネット販売は?誰かに貸せないのか?・・」
自分ひとりの力じゃどうにもならないという農家。
話は進み農家の抱える課題が出てきます。
でも市街化区域かどうか?山間・中間・平地とかでも大きく違います。
東京の人から見たら農家は一緒に見えるという問題など出てきます。
お米は88の手間がかかるという話。そしてお水の管理は一番大変だというのも出てきます。
台風で出て行く時の父のセリフが
重みがあります。
こういう内容でした。
「見捨てられない。こどもみたいなものだ!!」
「みんなのたんぼだ。おれだけのものじゃない。 自分ひとりじゃできないだ。」
「誰か困ってたら助ける。これは農家の誇りだ!」
大学生に聞かれてこう父は答えています。
「台風より怖いのは、気力が飛ばされることだ。ぼきっと折れるとそのまま・・。」
やがて大学生も子供夫婦も都会に帰ります。
電話で父はこう言いました。
「いくら大変でもうまいと食べてくれる人がいる。」
「この土で育てたものでそだった。」
大学生は都会に帰り家族に農業の話をします。
すると家族は・・
「農家は大変だけど補助金があるよね。自分たちより税金だって安い」
後継者不足?仕事にプライドもってないじゃない?大変だとか言ってると子は親見るから後継がなくなるかも」
そういうのは新聞やニュースで知ってるよ」
そうして昔昔うちも農家だったことを知り、親戚を頼りあいに行きます。
農家は赤字続き
生産調整で補助金がでます。
「農地4割減らせ。」と求められます。
耕作放棄地が増えて行きます。
「放棄地も草刈りしなくては。」と草刈りをします。「放棄地から種がとんでくる。」
大学生はおもわず草を抜こうとしました。
ハンググライダーからみたら「自然ていいなあ~」てみてたけどあれは自然じゃなく農家の人が懸命に守ってきたものだったんだと気がつきます。
「放っておいたらこんな草ぼうぼうになるんだ」
親戚のセリフ
「例え継がなくても農家だったと忘れない」
「他人ごととすませちゃいけない。」
と大学生
最後に
「五感みたすたす豊かな営み」とナレーションが入ります。
これが瑞穂の国かも。
そして現状が述べられます。
放棄地は3倍に増えました。
40万です。埼玉より広い面積です。
1年分の米作れる広さです。
☆ どうでしょう??
このお話はいろんな声が代弁され問題の大きさがよく出ていると思いました。
福島の原発被災者が亡くなられた(死に追い詰められた)理由が垣間見れませんか??
前政権はTPP参加に意欲だしていました。
明確に言ってました。
現政権は選挙の時は言いませんでした。
当選したらいきなり参加表明です。
与党を中心に「族議員」というのがありそれぞれの利益守るそうです。
改革の声に時々批判されたりします。
逆に競争力云々で支援されたり・・?
コストと競争力はこの国の「権力」になりつつあるのでしょうか?
コストと競争力である面はどんどん規制緩和され経済を活性化目指すようです。
人は生き残るためシビアな競争をするかも?
でもその半面、「ばらばらだ!」といいだし、次々と監視や規制・刑罰をはじめて行くようです。
個性を好まず、「平等」でないと気が済まないようです。
「伝統だ!」 「家族だ!」 「愛国心だ!」とこの政治家の方々は強調します。
でもなんか違和感を感じます。叫んでないで政治離れて耕作地をたがやしたら~??
政治利用と批判もあった沖縄の式典。
先日も書いたけど
総理はこう言ってます。
「国破れて山河あり」これで戦後の奇跡の復興があったと。
宮中の行事でも農業関連のものがあり、瑞穂の国をわすれないようにしているのかも?
いろんな能力の人がいます。さまざまな個性もあります。多様な人がいて、多様な生物がいてそれをはぐくむ豊かなお水・空気・土。
いま政府は向きになって問題だらけの秘密保護法(平成版治安維持法)を通そうとしています。
(書いている間に成立しちゃいました。)
それよりもっと大切なものがあると思います。
保守するものを間違えないでほしいです。
昔、宮澤さんがこういったらしいです。
「保守は主義主張でなく生活態度である」と、
彼はどういう意味でこういったのでしょう?亡くなられた今、真意を聞くことはできません。ていうか存命でも名もない縁のないうちが、聞くのはむずぃわ。
原発事故の後、自殺(自死)された農家の方覚えていますか?
もちろん直接の死因は放射性物質じゃないです。でも追い詰めた原因の多くは放射性物質だそうです。
文化庁芸術祭参加作品で「瑞穂のくに」というのがあります。
東京の学生がハンググライダーでいなかにやってきました。
事故で農地に不時着し、謝りに行ったところからお話が展開されていきます。
「東京」の視点・農家の視点・営む人と東京に出た人など。
このお話では経済が出てきます。
助成金・売上・数々のコスト・・・
農業に関して聞かれるさまざまな声が、登場人物を通してでてくるリアリティあふれる作品です。
あらすじ
都会に住む女子大生が、部活で訪れていた夏の農村で、乗っていたハンググライダーが青々とした田んぼの真ん中に不時着したことで謝りに行きます。
都会に出ている子が孫とともにちょうど帰省中でした。
弁償すると言うと派手に壊してしまうが わずか7000円と言われショックを受けます。
それはちゃんと 計算して出した数字でした。
その後も大学生は農家との関わりを持ち始めます。
ある日、農家の父は「来年でやめる」と宣言。
「なして?」と子。
赤字が続くという父
うまくやれば利益でると子
ある日、台風がやってきます。
「水路に不具合があるかも?」という仲間の連絡に、見に行こうとする父。
ニュースでよくこういうので事故が起きると聞いてると反対する一部家族。
はたして本当にやめるのでしょうか?
以上あらすじです。
農家の問題だけでなく、農業行政・そして他人事の都会の人たち・・
いろいろでてきました。
農家の父の言葉
「中山間地で集約も無理だ」
「TPPは直撃する」
「土地はお墓のようなもの。」
もうすぐやめますけどどうかゆるしてください。(先祖にお詫び)」
子供夫婦の言葉
「東京の方がずっといい」
「いなかはたまにくるからいい」
この後
飲んでぶつかるシーンがあります。
農家の代弁?のような父のセリフ
「グローバル化なんてみみざわりいこという」
「コストだ! 競争力だ!だと~!米は自動車じゃないんだぞ!!」
安い外国の米買っていると、日本の農家はつぶれて取り返し付かなくなるぞ!」
東京の代弁?のようなこのセリフ
「国が悪い!社会が悪い!そういう被害者ずらがいやだ!!」
「策を考えようよ」
子はなんか策を練ろうとします。
{策は自己努力の策です}
「ネット販売は?誰かに貸せないのか?・・」
自分ひとりの力じゃどうにもならないという農家。
話は進み農家の抱える課題が出てきます。
でも市街化区域かどうか?山間・中間・平地とかでも大きく違います。
東京の人から見たら農家は一緒に見えるという問題など出てきます。
お米は88の手間がかかるという話。そしてお水の管理は一番大変だというのも出てきます。
台風で出て行く時の父のセリフが
重みがあります。
こういう内容でした。
「見捨てられない。こどもみたいなものだ!!」
「みんなのたんぼだ。おれだけのものじゃない。 自分ひとりじゃできないだ。」
「誰か困ってたら助ける。これは農家の誇りだ!」
大学生に聞かれてこう父は答えています。
「台風より怖いのは、気力が飛ばされることだ。ぼきっと折れるとそのまま・・。」
やがて大学生も子供夫婦も都会に帰ります。
電話で父はこう言いました。
「いくら大変でもうまいと食べてくれる人がいる。」
「この土で育てたものでそだった。」
大学生は都会に帰り家族に農業の話をします。
すると家族は・・
「農家は大変だけど補助金があるよね。自分たちより税金だって安い」
後継者不足?仕事にプライドもってないじゃない?大変だとか言ってると子は親見るから後継がなくなるかも」
そういうのは新聞やニュースで知ってるよ」
そうして昔昔うちも農家だったことを知り、親戚を頼りあいに行きます。
農家は赤字続き
生産調整で補助金がでます。
「農地4割減らせ。」と求められます。
耕作放棄地が増えて行きます。
「放棄地も草刈りしなくては。」と草刈りをします。「放棄地から種がとんでくる。」
大学生はおもわず草を抜こうとしました。
ハンググライダーからみたら「自然ていいなあ~」てみてたけどあれは自然じゃなく農家の人が懸命に守ってきたものだったんだと気がつきます。
「放っておいたらこんな草ぼうぼうになるんだ」
親戚のセリフ
「例え継がなくても農家だったと忘れない」
「他人ごととすませちゃいけない。」
と大学生
最後に
「五感みたすたす豊かな営み」とナレーションが入ります。
これが瑞穂の国かも。
そして現状が述べられます。
放棄地は3倍に増えました。
40万です。埼玉より広い面積です。
1年分の米作れる広さです。
☆ どうでしょう??
このお話はいろんな声が代弁され問題の大きさがよく出ていると思いました。
福島の原発被災者が亡くなられた(死に追い詰められた)理由が垣間見れませんか??
前政権はTPP参加に意欲だしていました。
明確に言ってました。
現政権は選挙の時は言いませんでした。
当選したらいきなり参加表明です。
与党を中心に「族議員」というのがありそれぞれの利益守るそうです。
改革の声に時々批判されたりします。
逆に競争力云々で支援されたり・・?
コストと競争力はこの国の「権力」になりつつあるのでしょうか?
コストと競争力である面はどんどん規制緩和され経済を活性化目指すようです。
人は生き残るためシビアな競争をするかも?
でもその半面、「ばらばらだ!」といいだし、次々と監視や規制・刑罰をはじめて行くようです。
個性を好まず、「平等」でないと気が済まないようです。
「伝統だ!」 「家族だ!」 「愛国心だ!」とこの政治家の方々は強調します。
でもなんか違和感を感じます。叫んでないで政治離れて耕作地をたがやしたら~??
政治利用と批判もあった沖縄の式典。
先日も書いたけど
総理はこう言ってます。
「国破れて山河あり」これで戦後の奇跡の復興があったと。
宮中の行事でも農業関連のものがあり、瑞穂の国をわすれないようにしているのかも?
いろんな能力の人がいます。さまざまな個性もあります。多様な人がいて、多様な生物がいてそれをはぐくむ豊かなお水・空気・土。
いま政府は向きになって問題だらけの秘密保護法(平成版治安維持法)を通そうとしています。
(書いている間に成立しちゃいました。)
それよりもっと大切なものがあると思います。
保守するものを間違えないでほしいです。
2013-12-07 21:00
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コメント(1)
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みなさんナイスありがとうございます。
by ayu15 (2013-12-23 20:57)