ビッグイシュー(平成版ドヤと日雇い) [社会問題]
あけましておめでとうございます(笑い) ⇒ 明治おばけ暦
世の中偏見差別が後をたたないようですが,ホームレスの人に対して誤解があるらしいです。
「ホームレスは怖い」という見方がありますが、これは誤解だそうです。ホームレスは状態をあらわしてるのであって、決して人格をあらわす言葉ではありません。ホームレスでない人も怖い人もいれば優しい人もいます。それと同じ事だそうです。
2007年全国調査でホームレスの数(日本での法的定義は前回の参照)18564人です。平均年齢57.5歳。野宿生活5年以上が41.4パーセントで、高齢、長期、固定化が進行していました。7割がお仕事していて、その平均月収は4万円でした。
てことはホームレスの人の多くは今流行り?のワーキングプア?
この調査には暗数の問題(みえない数字)があるそうです。定義に問題あるようです。(前回参照)また市職員の目視数です。
ホームレスにもっとも多いのが中高年男性労働者だそうです。バブル期に建設業のお仕事していて、バブル崩壊で排除された人が多いそうです。
「自己の意思とは無関係に競争社会からはじき出された者の行き着く先。それが路上」だそうです。
ホームレスの人のお仕事は、廃品回収、看板もち、清掃、警備などだそうです。 巨大な袋にアルミ缶詰め込んで、1袋100円前後の収入だそうです。
住居借りたくても資金(保証金とか)がありません。保証人もたてられません。
住所がもてません。
銀行通帳が作れません。
電話番号がもてません。
そのためになかなかお仕事がえられません。自立支援に今の状態でできるお仕事が必要になります。
前の一部重複しますが、もう少し詳しくふれる事にしました。
1991年ビッグイシューがロンドンで生まれました。日本では2003年からです。日本発のストリートマガジンです。ホームレスの人の「救済」でなく、仕事提供で自立支援を目的とした、事業です。NPOでなく、ビジネス戦略を用いて社会的弊害と戦う企業だそうです。
厳しい資本主義の枠から社会の都合で排除された人を、あくまで、その資本主義の枠でやることで、自立支援していこうということらしいです。あえてだから、企業の形態をとったそうです。
ビッグイシューは「地域が抱える問題をビジネスの手法で解決し、またコミュニティの再生を通じてその活動利益を地域に還元する」ものだそうです。
「使命は救済でなく彼らの仕事を作ることです」とのことでした。
販売員は労働は自分で決めます。(マックの店長より自由!)時間、休日、休憩も自由です。約束(制約)は通行のじゃまをしない・アルコール飲んでからやらないなどです。情報など提供してもマネージメントは自分でやるんです。
創刊以来、登録者644人、1ヶ月以上継続した人は訳4割だそうです。現在販売中の人は11都道府県で約120名です。卒業(職を得られた)人は44人です。
3重苦は 1長時間立ち仕事 2ホームレスであることのカミングアウト 3孤独 です。
創刊したらおもわぬ現象もおきたそうです。販売員が、購買者を励ますという場面がしばしばみられたそうです。 そう、うちの思う「誰もが支援うけられる社会」に通じそうなものです。支援はおかねだけではないもの。
問題点
ネットカフェホームレスが、多いそうです。かつてもドヤの代わりになったそうです。
日雇い労働は今は派遣労働と形をかえたようです。正規⇒非正規⇒家族から離れる、と段階的におちていきホームレスになるおそれがあるようです。
ネットカフェに寝泊りして、派遣で働く人達は、かつて日雇いで働き、ドヤで生活していた、今のホームレスの人達の平成版かもしれません。
雇用が悪化するとまた同じ歴史を繰り返すかもしれませんね。
参照 http://blog.so-net.ne.jp/life-ayu/2007-07-25-1
関連日記
今までの日記リストです。 http://blog.so-net.ne.jp/life-ayu/2007-08-16-7
ナイスどうも♪
by ayu15 (2008-02-08 09:44)
ネットカフェホームレス、ほんと多いみたいだよね。
なんか・・・私的には考えられないけど・・・
地方分散とか
国の援助とか
もう少しなんとかならんのかなぁ、経済格差・・・
って、やる気のないヤツを援助するのは困るけど・・・
by ユキ (2008-02-08 11:01)
それはそうですね。ネットカフェ住民もいろいろですし。
でも多くはいつ首とぶかわからない収入不安定な現状のぞんでないそうです。
by ayu15 (2008-02-08 12:32)