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第九と欧州 [音楽]

 第九といえばむちゃ有名な曲です。日本では年末になると全国いろいろな所で演奏されます。

 この第九は交響曲第九番ニ短調作品125( sinfonie Nr.9 d-moll  op.125)
という長い曲名?です。この曲には合唱がついています。フリードリッヒ・フォン・シラーさんの歓喜に寄せてから3分の一程度抜粋して編集したものだそうです。

 ある音楽者によると、第4楽章(有名な合唱がある部分)に、合唱の前にバス独唱があるんですが、これはベートーベンさん自身によるものだそうです。
「...nicht  diese  tone!.......」(oの上に点があります) dieseは物・者を他とはっきり区別する代名詞だそうです。toneは響きと解釈するそうです。人間の声の響きを求めていたそうです。
『あの世にいった時ベートーベンさんにほんとうはどうなのか聞いてみては?』

 幾人かの音楽家の方が「第九は反則だ!」といってました。「器楽曲の(歌がない曲)交響曲に合唱いれるなんて・・・。」「しかもいきなり完成されたものを出すなんて・・・」つまり第九のせいでもう誰も合唱付きの交響曲が怖くてかけなくなったと言うみたいです。

 音楽史上古典派(モーツアルトさんらがいます)音楽の集大成であると同時に、ロマン派音楽のさきがけとも多くの人に言われているようです。最初の市民音楽家とも一説では言われています。
時代が変わっていき「国家」が登場しはじめる時代のようです。やがて音楽にも「国・郷土」が出てきます。チャイコフスキさんの1812年・シベリウスさんのフィンランディアなど宗教色より郷土色が強いです。
また近代工業社会・資本主義社会がはじまっていきます。新たな時代の幕開けでもあったのかもしれませんね?

このころはまだキリスト教世界が残っていて、国境の壁はその後にくらべたら低かったのではとおもえるんです。郷土色でなく、人の声(合唱)で人類愛・喜びをたからかに歌っています。

この第九の主題がなんとEU(欧州連合)の歌に制定されているそうです。『え?本当?』

19世紀~20世紀から、新しい欧州の時代の幕開けの宣言なのでしょうか?


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コメント 4

tamara

こんにちは。
第9は名曲ですね。あまりにスケールが大きく神々しいため聴くのは一年に一回でいいです・・。EUの歌に制定されたとき、芸術をEUで独占していいの?と思いましたよ。
by tamara (2008-03-14 23:22) 

ayu15

第九聞かないと年末落ち着きませ~ん。
by ayu15 (2008-03-14 23:55) 

bigryu

はじめまして。
私は第9の出だしで鳥肌立ちますよ。
by bigryu (2009-06-06 07:14) 

ayu15

bigryuさん出だしもすごぃですよね。

by ayu15 (2009-09-20 10:23) 

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