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オバマ政権登場 [政治]

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 初めての方は、コメントくださる前にまず、はじめましてをごらんくださいね。
http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/archive/c35382141-1



入力が人の20~30倍もかかるあゆには単純に入力するだけでも何時間もかかっちゃいます。
だいぶ前から書き始めて今ごろやっとできました。五百旗頭真 (いおきべ まこと) 防衛大学長
村田晃嗣 (こうじ ) 政治学博士
中村仁 (じん) 読売新聞大阪社長
石栗勉 前国連アジア太平洋平和軍縮センター所長

などの各界の第一人者ともいえる豪華な対談が読売さんらの努力で実現しました。
以下メモや記憶を頼りにあゆの突っ込み・疑問・コメントまじえていきます。





 新聞とかで世界的に圧倒的にオバマさんの方が人気だったUSA大統領選挙だそうですけど、選挙では二つのキャッチコピーがあったそうです。そういえば小泉さんも「改革」「郵政民営」かかげて支持あつめましたよね。


 五百旗さんにとると「ユナイト」 「チェンジ」 だそうです。アメリカの源流は黄金の中間層です。  今回もすごい能力集めた政権です。  母子家庭が福祉での支援いろいろいれたら知人の准教授より高収入になっているそうです。


 中村さんはアメリカはしばしば世紀の愚行をしてしまう。高い能力あるのにということです。高い能力をいかにつかいこなせるかが重要だそうです。
『第二次大戦・世界大恐慌・ベトナム戦争・イラク戦争とかでしょうか?』
『福祉(ありかたは日本とちがうらしいけど)は問題になっているらしく、こういうケースがあると批判の対象になるかも?でも逆に支援がなく(あまりなく)困窮する人もいるそうです。』
経験少ないオバマさんがブームがはじけると怖いというコメントもありました。


 村田さんは、第二のレーガンになりたいブッシュさんの未曾有の危機。 ブッシュ過大評価した人が過小評価しているというのを強調されたように思えます。保守の敗北・リベラル勝利でなく、極端な保守の敗北だそうです。
『過大評価した人が過小評価というのが興味惹きます。極端な保守の敗北というのは他でもきいたことがあります。』




 五百旗頭さんは公が市場介入しないで失敗・世界中保護主義で不況蔓延と指摘しています。
『これは世界大恐慌と似てますね。あのころも誰がどうなろうが(失業・低賃金・倒産・・・)知らないで、ある意味での「自由競争」で没落する人がおおかったらしいです。』

 よく日本のバブル崩壊が例にでますよね。あゆはなんで10年も不良債権処理しなかったのかむちゃ疑問でした。
この対談ででたんですけど、52年に宮沢さんが 「不良債権処理が必要。これはがん細胞だ!」といい手をつけようとしたそうです。ところが財界の猛反対で断念したそうです。結局不良債権処理は小泉さんの時になりました。『え~~~!それ大問題ですよ。もっと早くに着手してたら改革の弊害も少なくてすんだのに。おにぎりたべたいと死なずにすんだかもしれないのに』『道義的責任あるかも??』

 アメリカでは庶民感情で下院が介入に反対したしそうです。
G20では「内需拡大で御互い買おう。」とされたそうです。これは正しい方向だ そうです。
オイルショックは全治3年と福田さん診断そうです。実際4年かかったそうです。
『そういえばあるアメリカの政治家が「平時においては個々の企業の運命は市場原理が決める。だが今は非常時である」といっていました。』
『日本はど「自己責任」だと個人救済消極的でも企業救済には否定的でない人少なくなさそうな???アメリカでは企業にも「なんで一企業に自分達の税金が・・・」なんてなるんでしょうねえ。』






 村田さんがいうには、共和党が 日米・民主党が米中のイメージがあるそうです。
『ネットではそういう傾向の人おおそうです。民主党が中国の見方で社会主義だなんていう極端な人もチラホラと・・』2者択一でないそうです。
チームオブライバルズ 「日米はアメリカが決めるという意識あるのでは?」と指摘しています。
共和=日米とかいうのは追随意識からくるのではというものです。
『なるほど~~』



 中村さんはサブプライムは現象とみているそうです。
その背後に対外債務が膨大なアメリカがあるそうです。
アメリカのサイズにあった対米輸出回復に3~5年かかるそうです。
『身の丈にあったようにということでしょうかねえ~』




 オバマさんはイラク撤退、アフガンに力いれると言ってたと思うんですけど、アフガンもお話に出てきました。

 村田さんが言うにはアフガンがパキスタンレベルになるのに20年かかるそうです。イラクよりひどいらしいです
『アフガニスタンについては今まで何回か取り上げているので日記リストからどうぞ』
 カナダは23人アフガンで犠牲になっているそうです。日本はおかねの負担求められそうです。
ヘロインの92%がアフガンが輸出しているそうです。
慎重にしないとおかねが無駄になる。そうです。



 五百旗さんはこれをうけて、インド洋給油は世界外交・他国からの信頼のためだと言っていました。恩を売るそうです。他国の協力を得るためのカードだそうです。
『アフガン支援じゃないんですね。別の重要な目的があるんですね。だってアフガン支援なら中村さんの方がよさそうな(注・無名だけど政府も支援しているらしいです。過去の日記どうぞ)』
ニュージーランドがアフガンに行っているそうです。「遠くの膿も対応しないと、いずれ自国に」という考え方だそうです。
『以前ノルウェー大使が似た事言っていました。軍事でなく仲裁とか他での貢献ですけど。』




 オバマ政権は軍事でない。だから世界で日本の活躍の場もできるのでは?
中国が日本に協力的になってきているそうです。



 石栗さんは、陸上自衛隊はだせないからどうする?輸送機派遣は政治が許せばできる。((現行制度での話だとおもいます)






 あいかわらず、拉致被害者の救済に消極的で先日ミサイル??人工衛星??を発射して大騒ぎを起した北朝鮮ですが、それについてもでてきました。

 村田さんが言うには、北にとって1番大事なのは核だそうです。
核・拉致・ミサイルは3点セットだそうです。「相手のものの考えを理解しなくてはいけない」と言っていました。
『つまり拉致・ミサイルは核のための外交カード?』
核が動かないと他も動きにくいそうです。

「外交は政府だけじゃない。」と言ってました。
きれい事外交は傷つくそうです
「キムジョンエルを広島に」というのが例です。

内容でなく、イメージの力を真剣にかんがえる。
別のところでも他の方々が言ってますけど「イメージ」がカードとして重要だそうです。

 それ考えると自衛隊幹部のTさんの論文は相手に「反省しない日本」カード与えてしまったとんでもないものみたいです。無名の一国民ならまったく問題ないんですが、自衛隊幹部の公言は国益上非常にまずぃそうです。



 アフガン・北朝鮮とか軍事抜きに考えるのはかんたんじゃないという声もあるんですけど・・。
 中村さんはい軍事力の限界も意識しないといけないと言っています。

 五百旗さんは、「ネオコンで軍事は破綻した。」と言ってます。
『注釈・ ネオコンてレーガン・ブッシュ政権支えてきたグループ(政治勢力)です。でも一説では戦後反共でベトナム戦争推進した勢力が模様替えしてネオコンになったとも言われています』
これからは地域研究がいるということです。
『そういえば昔人類学が差別?占領政策・敵国研究に利用されたとも言われることが・・』
現在防衛大では異文化は必修科目です。

 軍隊の非戦闘活用・生活再建これがムーブメントだそうです。





  ☆社会・市民

 村田さん曰く
6億$も集めたけどほとんど個人で史上最高。
トックビル曰く・・地方自治・陪審員・アソシエーションズ(各団体)。アメリカ民主主義支えているのは、寄付・ボランティア・市民力
『アメリカ建国時にいた思想家の一人です。』

市民力を外交にと村田さんは提案しています。

 寄付は日本3000円ですがアメリカは16倍だそうです。
『アメリカは「自己責任」とはちょぃ違うんですね。中央政府の介入しすぎを好まないんです。おにぎり食べられずに植えている人は民間が救済したりもあるそうです。』
『日本は制度上も充分に寄付しやすい環境じゃないそうです。』


 世界で日本語学ぶ人300万人・でも中国語学ぶのは2000万人だそうです。
『なんでこれが愛国心強調する方がいわないんでしょう??もっと日本語学べる環境整備しようてさぁ』

 五百旗さんは中国が偏重きたすと大変だと危惧しているようです。 社会重圧が追い詰めていくそうです。力の外交でてくるとやばぃらしいです。
ドイツ・日本とか認識と精神の変調が怖い


 戦前のアメリカ政権もブッシュさんもレーガンさんも「悪のレッテル」をどこかに貼り叩きたいて印象でしたがオバマさんはどっか悪くても封じ込め指向がないそうです。

 日米・日中の両輪で脱線させないようにするのがこのましいらしいです。




 ☆どうも政治がうまくいかないという噂もあるんですけどこういうお話も出ました。

時間の進み具合のギャップが問題になる。
政治時計は遅いが、日本は止まっている。
経済は早い。
マネーゲームは瞬間。
真摯に国民と向かい合ってかえていかなくてはいけない。

わたし自身も変わる。



 アメリカは「自由」を求めて既存社会から抜け出してきた人達が建国しています。欧州や日本と大きく環境や概念が違うのはこれからきているように思えます。
「政府や社会から自由でありたい」という思いがあったかもしれません。憲法も政府に与える権限の制限規定の性質があるようです。「ここまでは許すがそれ以上はしないでくれ!」と市民が中央政府に課した契約?の色合いがありそうです。
国は市民に課すものではありません。

 どこの政党だろうがこのアメリカ式自由民主主義は程度の差・具体的形は変われどその精神は受け継いでいるのかもしれません。(アメリカ共産党はどうか知らないですけど)
機会あれば書きますけど(まだ書き上げてないです)アメリカはキリスト教原理主義国家だとも言われています。でもある意味ではアメリカ式自由民主主義原理主義国家とも見れなくもなさそうな気がします。

 ルーズベルトさんは世界大恐慌引き起こした共和党の放任政治からの建て直しで大連合築き上げています。レーガンさんはベトナム戦とかで経済危機・軍縮で威力低下からの建て直しでこれも大連合築いています。オバマさんもオバマ連合ができていくんでしょうか?それとも一時的なんでしょうか?

 なんか戦前回帰ぽぃコメントが一部ネットではみれますけど、20年代の回帰?
格差拡大→富裕層中心で好景気・中間層から没落・労働者の生活水準低下(購買力低下)→大恐慌→保護貿易・愛国心狂育・排他的民族主義→戦争→どっかの国だけに全責任??なんていうオチはなしにしたいです。


 良くも悪くもアメリカはアメリカでしょう。アメリカがどうなるかで非常に大きな影響を世界中に与える事になるでしょう。アメリカの人も私達もみんなが自分らしく安心して暮らせますように。




不足しているものもあるし誤解おきてもなんなのでよければこれらの方々の著書も機会あればどうぞ。



また過去の日記に関連のものがあるので日記リストから興味あるもの選んでどうぞ。

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ayu15

ユキさんありがとうございます。
この対談は読売新聞にも載ったそうです。でもうちのコメントはでていません。(笑)
by ayu15 (2009-04-26 19:39) 

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