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自己決定 [おはなし]

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 海の向こうのアメリカでは政権交代で改革が始まっています。ここ日本でも政権交代で改革が始まりだしました。
アメリカでは医療保険に入れない人がいます。そういう人は病気や事故になっても病院にもいけません。
オバマ政権はこのままでは医療制度が破綻するから改革して入りやすくしようということらしいです。

 「医療保険に政府が介入は社会主義だ!自由を奪うな!」という人も多いらしく?遠方からはるばる抗議集会にでてくる人達もいるそうです。必死に自由を守れ!憲法守れ!と言ってるそうな・・。(憲法は国民の義務でなく政府の義務・権限)

 そういうなか、春江一也さんの原作によるベルリンの秋というドラマがありました。人の振り見て我がふり直せhttp://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-05をまずどうぞ。
このプラハの春の続編です。


前回の舞台は主にプラハでした。自由を求める人々をソ連は戦車で踏みつけるようなことをして、再び冬に戻して、悲劇に終わりました。

 あれから十数年、亮介は今度は東ベルリンに赴任します。そこで、カテリーナの遺児であるシルビアと再会します。
カテリーナの残した思い・シルビアの恋や自由・亮介の外交官としての業務と私生活・つけねらうヘス・監視の当局・・・。
みんなに自由に生きれる日はくるんでしょうか?

主な登場人物
堀江亮介……日本の外交官
シルビア…………ラインハルトとカテリーナの娘
カテリーナ…………自由に生きる女性
ビビアナ…………デザイナー
ヘス……………陰湿?な暗殺者
ラインハルト・シュナイダー次官…シュタージ(秘密警察の次官)
フリッツ・・・シルビアの子ども


ネタバレ

 亮介は外交官として優秀なように見えます。大使を助けて情勢分析もいいです。ドイツ語も堪能です。でも私生活はちゃんと言わないと理解できないようです。(日本ではそれでいい?)
東ドイツは一を聞いて十を知る能力ないとうまくいかないかも?

シルビアも一途?で母譲りかも?でもまだ充分には見えていないようです。

ラインハルトは聡明で思慮深いようです。用心深いようです。なかなかの人物にみえます。


愛するカテリーナを失った亮介は帰国して結婚します。
東ベルリンに赴任してシルビアと再会しますが、シルビアは亮介に恋しているので話が大変に・・・。
シルビアは父ラインハルトを快くおもっていません。自分より仕事が大事なの!と言い反発しています。

反発してとびだしますが、ビビアナに拾われます。モデルとして売り出されます。
実はビビアナはラインハルトの仲間だったんです。


 国外逃亡企てて捉まってからシルビアは荒れていきます。父親不明でフリッツを産みます。
亮介・カテリーナとシルビア親子が出会って20年以上の長い年月が過ぎました。

 壁に耳ありの監視社会管理社会の東ドイツに大きな変化がでてきます。人々が不満を堂々と言い始めます。ビザの審査をゆるくするという当局の発表と、自由に西に行けるという噂にかわり人々が検問に殺到します。

そこに着たシュタージは銃つかい力で阻止しようとしまいます。
するとそこに運動の指導者と目されるモーゼス牧師があらわれます。
ナチスを引き合いに出し、「諸君は命令に従ってやっているのだろうがそれでいいのか?命令に従いナチスでどうなった!?二度とあのようなことは繰り返してはならない。我々は共にドイツ人だ!」

そういうことを丁寧な言葉でいい説得しました。人のささやかな幸せをうばうことはしないように!です。
人々は壁を壊しだしました。

以上


 東ドイツは自由がありませんでした。
いろんなとこに行く移動の自由はありませんでした。
この国では人権や人間の尊厳より社会秩序・国の誇りが大事だったようです。

個々の市民が自分らしくいきようとしても、相互監視・国家監視でたちまち押しつぶされてしまいます。
社会秩序乱す氾濫分子とレッテルはられたら人権はありません。テロとの戦いで拷問もしていいという某政権を連想します。(堂々と拷問の必要性をいう政治家も)
「社会主義だ!」と非難っするかわりに他の言葉つかうようですが・・・。



 国による健康保険があるから自由がないのではありません。個々の人の尊厳・誇りより秩序あありきなのが問題かも?

御互い認め合い誰もが自分らしく生きれますように。
好きな人と一緒になれる。
能力みについたらなりたい職業につける。
住居が安定してある。
社会的に一人の人として存在できますように。



女の尊厳 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2009-09-14個・女としての誇り
人の振り見て我がふり直せhttp://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-05
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江戸の女 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2009-08-18

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ayu15

shiraさんありがとうございます。

補足ラインハルトとモーゼス牧師は実は同一人物です。
by ayu15 (2009-10-07 10:22) 

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